「…。」
変更可能…、という言葉を耳にすれば、一瞬の沈黙が訪れる。
無論、柿原と名乗る女性に不満がある、というわけではない、男の立場から言えば願ったりかなったりの年齢そして容姿。
だからこその沈黙。
理性という名の正義感に近いモノが、微かな警鐘を鳴らしたのかもしれない。
今でこそ持ち得ている理性が、風前の灯火になりつつあると言う事を。
「いや、大丈夫…というか、お願い…します。」
しかし男はその選択を取らない。
それもまた別の形の理性が、女の立場を考えたのだ。
治療が始まってもいない状態で交代を命じられれば、そもそもの印象、心象が悪かったと判断されかねないだろう。
何もされていないうちに、そんな評価を下されるようなことは、真面目な性格上、望まなかった。
「改めて、治療内容の説明をしてもらっても…いいでしょうか。」
覚悟…といえば、都合がいい。
それは諦めなのか…、あるいは、やむを得ないという自らへの言い訳か。
柿原と名乗る少女…といっても過言ではない容姿の女の治療を受けることを決め、改めて願い出た。
【人物像に関しては承知しました。
寝取り要素…ですね、千紘さんの嗜好をお聞きしながらどう繋げていくか考えたいと思います。
清廉潔白な感じ…を現状感じられていたとしても、真に清廉潔白であれば、寝取り要素に繋がることはない、と思いますので、事故的か、それとも本性かは詰めるとして、現在は清廉潔白に見える、に留めておこうかと思います。
と、書いてはみましたが、先に念のため確認させてください。
寝取り…、はこちらがそちらを、でしょうか。
それともそちらがこちらを…でしょうか。
初レス時から、前者になるような意味合いで考えてはいましたが…。
柿原という女性を知っていく流れ…という表現を見て、後者もありうるのかなと考え、質問させていただきます。
当たり障りない感じのレスポンスで、とお伝えしましたが、ある程度決まっていないと話も進まないかもしれませんね。
本編へのレスは後々でも結構です。】
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