「んぁ…はぁ…。はぁ…。あ、ありがとう…。」
手淫…手コキ…。
モノへのファーストアプローチがいったん終了する。
惨めにも喘ぎを漏らしてしまう男。
何に対する礼なのか、そっと離れていく女の指先を名残惜しそうに見つめながら。
「やっぱり…病気…なんだね…。俺の…は…。」
根拠は乏しく感じた。
実際、女の目の前では凶器のような肉棒は固さを増し、竿には血管を浮かび上がらせ、鈴口からは透明な先走りがとくとくと溢れている。
言っては何だが、正常な男性器の興奮状態と言って支障ない、と。
しかし看護師の慣れた手つき、そして確信めいた診断結果はそれを否定した。
事実、膣内射精障害…なるものだったとして、それは「膣内」での射精に問題がある、言葉通りなら。
ともすれば、挿入もせず、見知らぬ女に扱かれ、そして
「あ、あぁ…んく…。」
口に含まれた結果…、射精できたとしても…。
果たしてそれを治療と呼べるのか、疑問さえ感じる。
しかし…。
「あ、あ、くぁ…。」
こんな、白衣に身を包んだ若い女に口の慰めを受けることができるのなら…、
「あ、あぁ…十分…だ…。
感じる…よ、君の舌が…裏筋を舐め上げる感覚。
亀頭を…てっぺんが吸い上げられる感覚…も、堪らない…。」
こんな症状に陥らせた、妻の浮気にも、感謝…してしまいそうになる。
久しく感じなかった興奮、快感…。
「あ、あぁ…あああ…。」
股間への刺激に集中してしまう。
無意識に女の頭に手を置き、軽く押さえてしまっている自分がいることに気づく余裕すらない。
このまま果てるのか…?
さらに口内で大きく怒張するモノは、亀頭が一回り、竿が一回り肥大し、射精の兆候を見せていく。
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