やがて、携帯がメールを受信したアラームが鳴る。
ピロン♪
「こ、これ…!?」
さきほどとは別の写真、顔こそ直接分からないが自宅のリビングで霰もない姿を晒している自分だ。
ピロン♪
「いつの間に…」
ピロン♪
ピロン♪
ピロン♪
「い、いやぁ!」
次から次へと送り付けられる自分の痴態。
恐怖で思わず携帯を投げ出し、壁際にへたり込んでしまう。
まるで今この瞬間も見られているのではないかと思うと、気が気ではない
やがて着信の嵐が止まると、恐る恐る携帯へと手を伸ばす。
送り付けられてきた画像を削除しようとすると、最後のメールだけ犯人からのメッセージが記載されている。
その内容に当初の怒りは霧散し、冷や汗を流す。
>なにが目的ですか?
ただ一言、そう返信するしかなかった。
※すいません、遅くなりました。
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