「私…なんて事を…」
”貴方のオナペットになります”先ほどからその言葉が頭の中に焼き付けられたかの様に繰り返される。
冷静になったつもりでも、濃厚なセックス…むしろ凌辱シーンに昂った状態で服従を誓うメールを送ってしまったのではないか。
そんな後悔に臍を嚙む。
同時に自分に似た容姿の女性が、自分の名で呼ばれ、犯されてるシーンに興奮してしまった事も事実で、下着には愛液の染みが浮かび上がっている。
全身にじっとりと汗が浮かぶ気持ち悪さにシャワーを浴びたいと思うが、相手が何処かで見ているのでは?いまもじっくりと観察されているのでは?
その恐怖心で何もする気が起きない。
念のため、リビングのカーテンをキッチリと閉め外部から一切中を見れないようにはしたが、今もねっとりと全身に絡みつくような視線を感じてしまう。
不意にメールの着信音が響き、慌ててメールに目を通すと最初の命令が届いていた。
動画に写る女性の様子は控えめに言って酷い物だった。
まさに”色情狂”とはこのような人の事を言うのだろう、その見本のような姿であった。
彼女が興奮冷めやらぬ様子で煽情的に衣服を脱ぎ去ると、動画サイトやフィクションでしか見た事が無い、全身に卑猥な落書きを施され、どちらの物とも分からぬ
体液が下着にたっぷりと付着し、床に投げ捨てられるとベチャッと重い音を立てる。
『わ、私、高橋茉由は…』
荒い息を吐きながら卑猥な姿勢のまま誓いの言葉を紡いでいく、自身の言葉に再び情欲の炎が激しく燃え始めたのか、股間からダラダラと愛液が零れ落ちる。
男の言葉と共に再び画面に現れる巨大なペニス、瞬きする事も忘れ動画に見入るうち目元こそ隠されているが、女がうっとりと恍惚の表情を浮かべている事に気付く。
「…………」
短い動画であったが、息をする事もできず最後まで見終わると、その場で床にへたり込んでしまう。
メールでのやり取りなら「手の込んだ悪質な悪戯だ」と言い訳できなくもない、しかし動画で卑猥な姿勢を取り服従を誓う、これでは絶対に言い逃れなどできないだろう。
万が一にも夫や周囲の人間に見られたら破滅は確実、生殺与奪を相手に完全に握られる事になる。
これならまだ写真をばら巻かれる方がマシではないか?ゴシップに飢えた近隣のネタにされ生き恥を晒すことになっても最悪家庭が壊れることはないだろう。
だがこれは違う、全てを失う。頭では理解しているのに、肉欲が刺激されて堪らない。全力疾走した後の様に心臓が早鐘を打ち続け汗びっしょりとなりながら覚悟を決める。
「やるしか…ないわ…3か月、3か月耐えれば…解放される…」
守られるかも怪しい口約束を根拠に何度も自分に言い聞かせ、リビングのソファーへ…いつも自分が、自分だけが密かに愉しんでいた場所へ足取り重く移動する。
携帯スタンドを持ってきてテーブルの上に立たせ、動画の撮影を始める。
震える手でブラウスのボタンがなかなか外れず、1つは糸が千切れボタンが飛んで行ってしまった。
そんな事を気にする余裕もなくボタンを外し終え、頭の中で動画を思い返しながらブラジャーを外すと豊かな双丘がぶるんと解放される。
そのままなんとかスカートも下ろし、クロッチが僅かに黒く変色した白いパンティを露わにすると、恥ずかしさのあまり両手で胸を股間を隠してしまう。
更にたっぷりと時間を要し、蹲踞の姿勢で両手を胸の横に持っていきチンチンのポーズを取る。
既に羞恥で耳まで真っ赤に染まり、目尻には僅かに涙が浮かぶ
「わ、わた…私、如月 恵は…」
「今日から貴方の、オ、オ、オナニーを…あぁ駄目!」
あまりに屈辱的であり、まだ心から屈服したわけではない状態では誓いの言葉を最後まで口にするのは憚られ、思わず断念してしまう。
だが自分の耳元で『本当に良いんですか?破滅してしまいますよ?悪い事ばかりではないですよ、ほらこれまで味わった事のない快感を差し上げますよ』
そんな男の囁きが聞こえたような気がし、あの極太ペニスで貫かれる、それはどんな感覚なんだろう?と悦楽への渇望が再度服従の言葉を口にさせる。
「き、今日から貴方の、オ、オナニーをお手伝いする為に……こ、この肉体で奉仕し…貴方の……貴方の…チ………チンポ専用のオナペットとして、この身を捧げることを……誓い……ます。
旦那に相手にされず惨めな……惨めな…私の身体にザーメンをお恵み下さい!」
途中、消え入りそうな小声になるも、最後は必死になって叫ぶように服従の誓いを立てる。
誓いの言葉を最後まで言い切るため、何度も何度もやり直しを重ねようやく言い切った動画を
(もうどうにでもなれ)
とメールで送る。
この何度も何度も言い直しする事で、より一層深層心理に「自分がチンポ専用オナペットとして身を捧げる」誓いが、深く深く刻み込まれた事にも気付かず。
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