男を待つ間に後ろから気配を感じる。
駅前交番の巡査が私を見ている。
いかにも家出少女の様な私に職務質問しようか迷っている様だった。
そこに、男がやって来たのだ。
男にやんわりした言葉に警官は事件性はないと判断したのか去っていった。
車に乗ると、中からは外が見える・・・。
本当にロケバスの様な感じがした。
街を抜けて郊外の道を走っている、暫くして・・・
杉本
「さあ着いたよ、こっちだよ」
郊外の大き目の一軒家、高い塀と大きな門が特徴の洋館。
まるで中世のお城の様な雰囲気・・・。
重厚な扉が開き、促されるまま玄関ホールに進む。
てっきり、リビングへ通されるのかと思いきや地下へ向かう階段を下りていく・・・。
段々心細くなってくる・・・。
さっき見た門や塀・・・逃げ出さない様にとしか思えない・・・。
何の為に?・・・その疑問はすぐに解かれる。
杉本
「さ、入って・・・」
扉が開けられ、灯りがつけられると視界に入ったのは撮影で使う様な器具の数々・・・
撮影機材に、編集機器、当然の様に色々な責具が飾り付ける様に用意してある。
ゆみ
「あのう・・・」
杉本
「まずは貞操帯を外してあげるからね、そこに乗って」
言葉を発し掛けた私の口を塞ぐ様に言葉を重ねる。
そして、促された先には拘束具付きの分娩台があった。
私が咄嗟に後退りすると、男は地下室の鍵を掛けてしまう。
杉本
「あれれ?どうしたんだい?オジサンのペットになりに来たんだろう?・・・」
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