「えっ!?なっ、なんでッ、キャアァァッ!!!」
耳をつんざくような甲高い悲鳴。
怖くなってギュッと目を瞑ったシノではなく、少女が突き飛ばされ、男達の餌になっていた。
可哀想、助けてあげなきゃ、色々なことを想う必要があったはずだが、シノの中には『安堵』が広がっていた。
「えっ、あの…、は、はい…。」
男達の慰み者にならなくて良かったが、かといって助かったわけでもない。
その場を離れ、地下倉庫へと連れ込まれる。
その中には、より身なりがきちんとした、士官達がいた。
「え、ぁっ、え…っ!な、ぁ、分かり、ました…。」
(殺されるよりマシ…っ、あんな目に遭うよりマシ…っ!我慢、我慢…っ)
手錠を取られたが、自由になったわけではない。装備が整った本物の兵士達に囲まれ、一方シノは非武装。逃げられるわけもない。
上で輪姦されている女性達や怪我をしているというだけで殺された男性のことを思い出し、それよりはマシだと言い聞かせながら軍服のボタンに手をかける。
迷彩柄のジャケットのチャックを下ろし、中の白いTシャツごとを脱ぎ捨てる。腰の布ベルトを解くと、サイズが合っていないズボンはストンと落ちた。
ピンクのフリルがついた可愛らしい上下下着は、彼女が戦士ではないことを物語っている。
「ぬ、ぬ、ぬ…っ、脱ぎました…。」
異性に肌を見せるなんて父親以来。
顔が真っ赤になって、全身が汗ばむ。
たわわに実った胸元に視線が集中しており、両手をクロスして隠した
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