「こっち」
袴田が先導して歩き出すと、2階建てアパートの1階。一番奥の部屋が袴田の部屋だった。
オートロックなどではなく、簡易的な呼び鈴があるだけの昔ながらのアパート。
カチャ
鉄のドアを引いて中に入る。
1人暮らしを始めて1年たたない雪菜の女子大生の部屋とは違い、物がごった返す簡素な男性の部屋。
雪菜は最初こそもの珍しそうに部屋中を見渡していたが、部屋の奥にせんべい布団が敷かれているのを見ると電気も付けずに部屋に上がり込んで布団の真ん中に座り込んだ。
早くまたヤリたくてたまらない。
雪菜はまだ玄関のほうにいた袴田のほうを見ながら服を脱ぎだす。
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