高梨次郎(たかなしじろう)45歳、この歳で今だに係長止まりのうだつの上がらないサラリーマン。
30歳の時に当時の部長(今は取締役常務)に紹介された女性と結婚する。
大して可愛くもない上に性格のキツい愛人と別れたい部長が、次郎に押し付けて来たのである。
完全なカカア天下で次郎はいつも奥さんに虐げられているが、常務に仲人をして貰っている手前離婚などとても出来ない。
そんな次郎の唯一の楽しみが、残業終わりにネカフェに来て、好きな漫画を読む事であった。
(ただし2時間だけで、それ以外帰りが遅くなると奥さんのカミナリが落ちる。)
次郎(今日は好きな漫画の新刊発行日だけど……人気漫画だからどうせ誰かがブースに持ち込んでるだろうな………ハァ。
えっ……あった。
ラッキー、今日はツイてるぞ。)
次郎はウキウキしながら新書を手に取り、フト視線を横に向けると……
(わっ、あの人凄く綺麗だ。
あんな素敵な女性でも漫画なんて読むんだ?
……えっ!?)
次郎は女性の格好を見て、思わず我が目を疑ってしまう。
(な、なんだあの服装……。
ブラジャーが丸見えになる程胸元を開けてる。
しかもスケスケで……おっぱい見えちゃってるぞ。
下は……パ、パンティがチラチラ見えちゃってるぞ。
もしかしてパンティも……スケスケ?)
女性の余りに破廉恥な姿に、次郎は堪らずこっそり後を付ける。
(あの綺麗な女性……成人向け雑誌ばかりが並べられている、いわゆるアダルトコーナーに入っていった。)
次郎はその女性を観察し続ける。
(「投稿天国」……露出系の投稿雑誌だ。
もしかしてあの女性……やばっ、こっち見た。
……気付かれた?
いや、大丈夫そうだ。)
次郎は慌てて本棚の陰に隠れて、おそるおそる女性の様子を伺う。
(しゃがんだ……下の方に気になる雑誌があるのか?
しゃがんだらタイトミニの裾が上がって……も、もう少しでパンティ見えそう。
少し、少しで良いから足開いてくれ。)
まるで次郎の心の声が聞こえたかの様に、女性は立てた膝を次郎の方に向けてゆっくり開く。
(やった、パンティがバッチリみ、見えた。
パ、パンティも透けて……ワレメがしっかり見えて……る?
な、なんだ?
太ももに落書きされてる……。
な、中出し専用まんこ!?)
見た目麗しい女性の余りに卑猥な姿に、次郎の目は釘付けになる。
女性は次郎の視線を感じながらその場に立ち上がると、向きを変えて次郎に背中を見せる。
(ナ、ナニしてるんだ?
裾を上げて……ええっ、ま、まさか……パンティ脱ぐ気なのか?
こんな場所で!?)
女性が背中を向けている為、次郎はもはや本棚から身を乗り出して女性をガン見する。
すると女性はジジジとファスナーを下げる音を立てて、ワンピースを脱いでしまう。
(ええっ!?
ブラジャーまで……あんな綺麗な女性が、誰に見られるかも分からないネカフェの通路で……全裸になった!?
ま、前から見たい。
でも、回り込むなんて出来ないかー。)
するとまたしても次郎の願望が聞こえたかの様に、女性が振り返り次郎の正面に向く。
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