いつもなら暫く経たないと返信が来ないはずなのに、今日は何故か早くメールの着信音が鳴った。
「えっ…!?早っ…!?」
いつもの愚痴メールは、返事を待つ間に少し落ち着いてしまう為に、メールのやり取りは長くは続かない。
それなのに今日は…ストレスが膨らんだままにメールを続けてしまう…。
《若いからって…私、40だよ?周りでチヤホヤされてる女の子なんて20歳そこそこだし…。それに比べれば私なんてオバサン扱いだしさ…。》
そうメールを送るとすぐさま久美子からのメールの言葉が気になった。
「久美子はセクハラとか無いんだ…。」
知り合いが触られていないにもかかわらず私は触られている…。
まるで触られている事を羨ましく思っているような文面に、ほんの少しだけ優越感みたいなものを感じてしまい…。
《いやいや…触られたって嬉しくもなんともないよ…?
脂ぎったオジサン上司にネチッこくお尻撫でられたってねぇ…。キモチ悪いだけだよ…。
久美子は触られてないなんて幸せだよね…。いい職場で羨ましいよ…。》
そんなメールを送りながら、今日もお尻を撫でられた光景を思い出す。
ゾクッとするような嫌悪感と共に、知り合いに対する優越感が何故かドキドキし始めてしまう…。
【NGは…特にはありませんが、あまり高圧的な言葉は苦手かもです。】
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