女性でも性欲はある。誰でもその欲求を満たす為に一人で慰める事もあるだろう。
しかしそれは他人には知らせることのない秘め事であるはず。
それなのに私は…旧知の仲とは言え、他人にその姿を晒してしまった愚かな女。
それも…嫌がっていた上司のセクハラ行為を望み、エスカレートする事を想像すると言う淫らな感情を付け加えて…。
「えっ!?ウソっ!誰なの!?」
届いたメールの意味を理解するまでには少し時間がかかった。
あり得ない…メールする相手を間違えるなんて…。見知らぬ他人に女性として一番恥ずかしい姿を晒してしまうなんて…。
「そんな…。私…なんてことを…。」
メールに綴った言葉も画像も相手の手の中にある。逆らえばその情報をどこに漏らされるかわからない。
追い詰められた私は恐怖や不安を抱えながらも相手の言う事を素直に聞くしか方法はなかった。
《わっ…私は…安田響子…40歳…。
東洋商事の総務課に勤めています…。
夫は3つ歳上の43歳…。毎日残業と言って帰りは遅く…夫とはもう10年レスのまま…。
私の身長は…157センチ…体重は…51キロ…。バスト…88のF…ウエスト…59…ヒップは…85…。
だっ…男性経験は…夫…だけ…。
これで良いですか…?
あの画像は…誰にも…見せないで…。》
震える指先で漸くメールを打つと、個人情報を晒す危うさに躊躇うものの、他に手はないと思い、メールを送信する…。
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