羞恥心に勝る好奇心。
羞恥、という感情が欠落しているわけではないのはこれまでのやり取りでもわかる。
その感覚が弱いのか、あるいはその種類が違うのか。
もっと他に、こっちのほうがずっと恥ずかしい…、なんて事象もあるのかもしれない。
こちらが客に、「え、そんなことで?」みたいなことが今後出てくる可能性もある。
性的な目で見ることが大半なことには変わりない。
しかし、それ以上に宮元有砂という少女への興味が大きくなり、惹かれていくのかもしれない。
「どうしてスカートの中が気になるの…?か…。
確かに、はっきりとそう問いかけられたことはなかったな…。」
流れの中で飛び出す有砂の疑問。
改めて聞かれると簡単に答えが出なかった。
しかし、その一方でひとつのチャンスととらえることにした。
「そうだね…。
見られたら恥ずかしいってものだから、見たくなるのかな…?
一般的な話をすると、男は女に、女は男に惹かれる、あるいは興味を持つようにできているんだ。
もちろん、例外はある。
でも、何となくそれはわかるだろ…?」
そもそもの話。
長く…、いや、人という人種がこの世に生まれてから今に至るまで…ずっと、そうだった。
決めつける気はない。
先に例外と口にしたのは、その例外の一つが目の前に存在しているから。
「そして、興味がある…女の子が、出来れば見せたくない、見られると恥ずかしい。
そう感じるモノなら、なおさら見たいと思うものさ…。
智樹君や君のお父さんがそうしないのは、自分の興味を曝け出す勇気がないか、あるいは、父親としての威厳を損なわない為か…。
そんなところじゃないかな…?
関係性の薄い私のような人間だったら、良い意味で男の代表みたく、有砂ちゃんの迷いとか本音の部分にも触れていけるって思ってるんだよね…。」
友人や父親が全うであることをオブラートに包み、さも自分にしかできないこと、かのように繕う男。
結果やっていることは、年頃の娘を都合よく言いくるめて甘い汁を啜る卑劣な行為。
「だから…感じた疑問はそのまま言葉にしてほしい。
そう言う意味も込めて…、ルールを作ったんだよ…。
食い込んだら正直に伝えることも、変に整わせずそのままでいてもらうことも。
ありのままの有砂ちゃんと話したいし、見たいと、思ったからね…?
そんな中で新しく知れることが合ったら絶対にいいじゃない…?
誰にも何も言われなかったら…、パンツがお尻の割れ目に食い込んで気持ちいい…なんて思わなかったかもしれない。
正直で…行こうよ…?ねぇ?食い込んだ方が…良い笑顔出てるよ?」
適当な作り話、取り繕ったように有砂に寄り添った感のある言葉を返しながら、
「綺麗に結び直せたら、そのまま靴の履いた足をそろえた体育座りしてごらん…?
もちろん、ぱんつは食い込ませたままだよ…?
怒られたっていいじゃん…。
お父さんの顔色だけうかがってても楽しくないよ…?
大事なのは、君が楽しいかどうかだ…、有砂ちゃん。
私は、君が男の子でも、女の子でも、味方だ。」
【ありがとうございます。
興奮できる展開になっているかだけが心配です。
楽しませては頂いてますが。】
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