「良い子なんだな…。
その、智樹君という友達も…。」
智樹の存在を上手く使いながら、どこかで智樹では成しえない行為に耽っていることを意識させられるならいいか…そんな風に思っていた。
が、ラフな返答があるあたり、思っている以上に自分を女と考えている意識は薄い、そんな風に感じた。
それは、あっさりと言われるがままに動きを見せる有砂のレスポンスの早さからも伺える。
羞恥や抵抗、違和感や緊張、そんな類があれば少し動きはぎこちなくなるものの、
下着を見えるようにするための行為に戸惑いを感じさせないあたりは、
有砂にとって、やはり「大したことではない」というのが現状の答えなのかもしれない。
冷静なフリをしながら有砂の動きを見つめつつも、気が気ではない内心。
上手くそれを誤魔化しながら、
「良いね、上手くできてる…。
色は白…なのかな…?
それも艶のある…、サテン地…ってやつだね…?」
わざとらしく見えたものの色、生地の種類などを口にすることで、はっきり見えていることを有砂に意識させる。
少女の…自らを女と思えない戸惑いすら感じている少女の心を弄ぶように、もっともらしい言葉で促し、楽しむ卑劣な男。
別れた妻の所業を、今更責める資格はない。
そこに対して、羞恥どころか足りなければ…などというこちらへの気遣いさえ見せる少女の言動。
なんて都合の良い…、膨らみ始めた股間を前かがみで誤魔化しながら男は指示を続ける。
「実際、それくらいのポーズというか、体勢になることはありそうだもんね。
まだ、見せているというよりは、見えているって状態だね…。
そこから徐々に、今までにしてこなかった…、見せている状態にシフトしてみようか…。
少しの気持ちの変化や、常態が変わったら教えてくれるかい…?
壁に凭れかかっていいから、両足を上げて…膝を立てて…脚を開いて見せてくれるかい…?」
濃厚な指示へと変貌していく。
見知らぬ、出会って数分の男に都合よくM字開脚を指示され、下着を晒すように促される少女。
心理に変化があるのか…、もしここで羞恥を感じていればこれ以上はなかったかもしれない。
逆に自分は男だ、これくらいどうってことない…なんて思ってしまえば、エスカレートは避けられない…、そんな空気が漂う。
【希望、ありがとうございます。
そのように都度言っていただけると、こちらも描きやすいのでとても嬉しいです。
基本的には強引な流れは一切考えておらず、提案、促しに対しての「応え」を楽しむつもりで進めていきたいと思っています。
そんな中に、仰るような、「恥ずかしいルール」じみたものも交えて、有砂さんの知らない感覚、を芽生えさせることにでもなれば、そんな風に考えています。
興奮していただけて何よりです。
その興奮の内容がより具体的になっていくことも、同時に期待していますね。】
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