「好きな人と一緒に居たいって思うのは、普通だと思うけど…。
男の人に負担をかけてるっていう風に、女性側が思ってくれるのは嬉しいけどね。
今は女性も、収入面では男性と変わらないと思うし。
したいと思うくらいは良いんじゃないかな…?
そこに伴う責任を理解しているかどうか、は重要だと思うけどね…。」
女子高生のそれとは思えない落ち着いた解釈、再三驚きを感じながらも、男は自分の意見を押したり、有砂の言葉をただただ肯定するようなこともせず、客観的に考えて言葉を返した。
有砂の考え方は、トランスジェンダーという性質故なのか。
そんな感覚を持っていなかったとしても、そう言う考えに行き着いているのか。
確認する術もないが、さらに惹かれる要素の一つとなっていく。
「違う…と決めてしまうのも惜しいんじゃない…?
実際、女の子が恥ずかしいって感じることをすべて経験したわけじゃないでしょう…?
私は、一般的な考えだから、ってのに流されたくはないと思ってるけど、
実際経験してみたら違った…なんてことも往々にしてあると思うんだよね…。
どうだい…?
もし今、私にぱんつを見せる…いや、見えている状態に気づかれたとして…。
何とも思わないか…、試してみるのも面白そうだと思わないかい…?
本当に何とも感じないなら、男の子としての感性の方が強いって言う事のある意味照明にもなるかもしれない。」
誘うような文句。
もっともらしい言葉を選んではいるが、パンツを見せろと言っているようなもの。
それを有砂がどう受け取るか、事によっては、さらなるエスカレートを予期させる。
【読み違いすいませんでした。
気を付けますね。】
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