「はぁ…まさか出かけてるなんて…
内緒で来ちゃったから、連絡もできないし…」
孝さんが帰宅すると、沙織夫婦の部屋の前で
困った表情で佇んでる私を見つけて声をかけられて
「あっ…こんにちは…
そうですね…出かけてるみたいで…
お姉ちゃんに内緒で来ちゃったんで…」
声をかけられて、少し驚くも優しい雰囲気の孝さんに返事を返すと、姉たちを知ってる感じの男性が部屋で待つかと親切にしてくれて
「えっ…姉をご存知なんですか?
そんな…突然お邪魔するのは申し訳ないから…」
私が遠慮と、少し警戒してると『いつも鈴木さんにはお世話になってるから』と、自宅のドアを開けて、招かれて…
姉夫婦と付き合いがある人だと、断るのも悪いと思い…遠慮気味に部屋に入ってしまいます…
「それでは…少しだけ…お邪魔します…」
リビングに案内されて、気さくに話しかけてくれる男性…
椅子に案内されると、話しながら紅茶とお菓子を用意してくれて…
「そんなお気遣い無く…
あっ…私は隣の鈴木沙織の妹で、理恵と言います
わざわざありがとうございます」
温かい紅茶を口にすると、少し安心する様に自己紹介をして…会話が進み…
「そんな…お姉ちゃんは綺麗だけど、私はそんな…
実は、浩介さんの誕生日が近くて…サプライズに誕生日プレゼントを持ってきたんです
でも出かけてるなんて思わなくて…」
孝さんとの会話が弾み、楽しくなってきて更に姉夫婦を褒められると、自分の事の様に嬉しそうに
「そうなんですか?♪確かに浩介さん、素敵な男性だし…お姉ちゃんも綺麗だから…♪
えっ?私ですか?そんなモテるなんて…♪
でも、彼氏は同じ大学に居るんです♪」
孝さんの話術に、照れながらも彼氏がいる事や、姉夫婦を大好きな気持ちがバレバレの返事をしちゃいます
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