知らぬ間に身も心も性奴隷の感覚を取り戻してしまった。
表情をさとられまいと顔を背けていた事も忘れて必死に自分の
身体を弄んでしまっていた。
その表情は緩みきり、いまだ満たされない疼きを静めようと貧欲に
胸やヴァギナをいじり続けてしまう・・・。
荒い吐息と喘ぎ声をあげ、滴る愛液を掻き混ぜながら性器をいじると
クチュクチュとしたいやらしい音だけが響いている・・・。
どうした事かその姿をただただ無言で見入っている宅澤・・・。
しかし、一際大きく身体を仰け反らせガクガクと身体を揺らし崩れ落ちるように
私は果ててしまった・・・こんな状況で上り詰めたのだった。
宅澤にも変化が起こっていた・・・
私が逝ってしまうところを見続けていたはずだったが、気が付くと大量のザーメンを
噴出し果ててしまったのだ。
宅澤「えっ!?・・・な!!」
私のオナニーを見ながら無意識に自分のモノをしごいていたようだった。
宅澤「ま・・・さか、興奮させられるだけじゃなく・・・俺までオナニーしてたのか?」
自分自身の行動に驚きつつ、画面の奥で横たわる私の姿に改めて目を向けていた。
宅澤(自分がオモチャにしていた女にこれ程までに興奮するなんてな)
宅澤の変化に迄気が回らない私は、余韻に浸っている・・・。
宅澤(まずはどうする…浩二といったか?確か教師をやってるとか言ってたよな)
私をそのままにして通話を切り、浩二さんについて調べる為に明日からの計画を練り始めていた。
―いまだ快感の余韻から冷めやらぬ私―
再びスマホの呼出音が鳴り響く・・・
浩二さん「ちさとちゃん、なかなか出ないな、もう寝ちゃったのかな?」
お仕事終わりの浩二さんから電話の着信だった・・・。
ちさと「あ、浩二さん?・・・ごめんなさい・・・うつうつしてて・・・」
気が付いた私は自分の姿に驚く・・・。
ちさと(私・・・逝っちゃったんだ・・・なんで?・・・嫌なはずなのに)
それは、自分の行動を肯定出来ない自分への嫌悪感だった。
それを、最愛のフィアンセの会話の中で感じていた。
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