私の気持ちと裏腹に、高校時代の執拗な躾けによって、テロテロと滴る愛液が
大好物を待ちわびて涎を垂らしている様に見られても仕方がないようだった。
身体はしっかりと思い出し、諦めた表情を浮かべているものの瞳の奥には期待を滲ませ
まるで、誘う様に僅かに腰をふってしまっていた。
あてがわれたペニスを直ぐにでも入れて欲しい雌犬みたいに・・・だけど、私自身は気付いていない。
私の身体が期待しているのは明白だった・・・。
異常なまでの相性の良さ、濡れていない状態にも拘わらず、たった一度の挿入で完全に屈服したあの時の
快感を私の身体は求めているのだった。
そんなタイミングで・・・
徳山『・・・ちさと巡査、今どこに居るのか至急連絡願います・・・』
宅澤にとって、最高の舞台が整いつつあるところに、水を差す様に警察無線が流れ込んでくる。
分担してパトロール票を配っているバディが、戻ってこない私を心配して連絡を取ってきたのだった。
徳山の声に性奴隷へと戻りつつあった精神状態が、みるみる正気を取り戻してゆく
ちさと
(危なかった・・・ダメ・・・あの時の私じゃ・・・無い)
すんでの処で踏みとどまったものの、状況は変わらない、無線からの声に勇気づけられた
気迫のこもった眼を宅澤に向ける。
宅澤「・・・ちっ」
このまま犯かされ、更に遅くなれば徳山さんが探しに来るかもしれない・・・
だけど、私自身は助けを呼べない・・・犯っているところを見られでもしたらいい訳も出来ない。
宅澤は私に視線をやると、相変わらず気迫のこもった瞳に諦めたのか
宅澤「生意気な顔に戻りやがって・・・」
腰に当てられた手を離されると、絶望的な状況から解放された安堵感かその場にへたり込んでしまった。
流石にここから攻勢には出れない・・・宅澤は私をそのままにして、地面に散乱しているパトロール票を一枚ひろい上げると
〚付近をパトロールしましたが異常はありませんでした〛
テンプレートで印刷されている言葉を見て思わず笑う・・・
宅澤「異常はありませんでした・・・かw、確かにやがて“当たり前の日常”になるんだからな」
これで終わりじゃない、宅澤はそんな意味を込めて言い放つと持っていたパトロール票で私の
口の周りを乱暴に吹き上げた・・・。
宅澤「俺が連絡入れたら必ず出ろよ、じゃなければ・・・分るよな?」
私の携帯番号を聞き出し、私を残してその場から消えて行く・・・。
ちさと
(こんな事って・・・)
浩二さん・・・大柄で優しく私を包んでくれる優しい人・・・。
宅澤とはまるで対極の人だった・・・。
浩二さんが居なかったら、今の私は無かった・・・。
宅澤の言う通り、きっと堕落した生活を送っていたに違いなかった。
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