「ホントに…?ホントに…?」
まるでうなされているかのようにつぶやく私。
ホントに見せていいのか…。
ホントに嫌ではないのか…。
私にそんな事ができるのか…。
その問い掛けには色々な意味が込められていた。
「うん…いいよ…?裕一さんが望むなら…。」
立つかどうかわからないと言う夫の言葉に少し不安を感じながらも、俺だけの真琴だと言ってくれた事に嬉しさが込み上げてくる。
『そうだよね…見せたり…見られたりなんて…ホントは嫌なんだよね…。
でも…二人の為に…裕一さんも…我慢して…。だったら私も…。』
夫の言葉を本心以外に疑う事を知らない私は、夫が嫌々ながらも二人の為に頑張ろうとしているなら私も…と言う気持ちに満たされていく。
再び抱きしめられて唇を重ねると、いまだに萎むことのない塊が再びムクムクと固さを取り戻し、太ももに感じる固さでそれを知る…。
『ウソっ…また固くなってきた…。
裕一さん…。裕一さんが元気になるなら…私…頑張るから…。』
唇を重ね舌を絡め合いながら頭の中ではそんな決意を固めていた。
「うん…ありがとう…。」
平日の人が少ない時に…そんな夫の申し出に優しさすら感じるほどに、何も疑うことをしない私は幸せに包まれながら眠りに堕ちる…。
そして数日後…。
夫からはどんな下着を着けるのか問われ、少し大胆な服にして欲しいと言われ、クローゼットな前で想いをめぐらせる。
『どんな下着なら…裕一さん…元気になるのかな…?
少し大胆な服って…下着姿を見せる時に関係…あるのかな…。』
夫の言葉をひとつひとつ理解しようと努力するものの、いまひとつ感覚のズレのようなものが私の思考をぼやけさせる…。
「この下着…少し大胆過ぎるかな…?」
服を手に夫が待つリビングへ戻ると、今日見知らぬ男性に見せるはずの下着姿を夫に見せ…。
この前の少し透け感のある下着よりもはるかに透けた真っ赤なシースルーの上下。
プラにカップはなく、赤い薄い透ける生地からは尖った乳首や乳輪の色や形が透けて見え、横を紐で結ぶ上とお揃いの透けるショーツは、極端に面積が小さく、元々薄い陰毛をかすかに感じさせ、その奥の縦に走る筋すらも浮き出させている。
「裕一さんが…元気になるようにって…買った下着…ちょっと大胆過ぎる…?」
その下着を隠す服は、胸元が大きく開いた薄い白いブラウスと、太ももの半分以上を剥き出しにするフレアスカート。
薄いブラウスはその中の赤い下着を透けさせ、よく見れば突起やその周りの色や形すら透けて見えてしまう。
「コレじゃ外を歩けないから…カーディガン羽織るね…?
コレで…どう…?」
本来はインナーを着て下着を透けさせないように着こなすブラウスと、結婚以来、夜の二人の楽しみの為だけに買ったミニスカートを身にまとい、それだけで顔を赤く染めてしまう私。
まさか今後、夫の欲望が膨らみ、願望がエスカレートしていくなどと考える余裕すらなく…。
『裕一さんを喜ばせる為だけの下着を…知らない男の人に見せるなんて…恥ずかしいよ…。』
試着室で起こるであろう事を想像すると、羞恥であるにもかかわらず、何故か身体の芯が熱く昂り始めてしまう自分自身が不思議でならなかった…。
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