試着室で見知らぬ他人に下着姿を見られてしまった事実を告げられた私は明らかに動揺していた。
愛する夫の目の前で、見せるはずのない姿を晒した事への羞恥と夫への背徳。
不可抗力とは言っても夫への申し訳なさすら感じてしまう。
「えぇッ…だって…私は裕一さんの奥さんなのに…。」
夫が語り始めた言葉を理解することができなかった。
偶然とは言え自分の妻を他人に見られて、怒りと共にゾクゾクするなんて…そんな心理を理解できるはずはなかった。
それでも夫が少しでも元気を取り戻すことができたならと無理やりにでもプラスに考えるように揺れ動く自分の気持ちを切り替える。
「イヤっ…。他の男の人が…どんな事を想像しているかなんて…キモチ悪い…。
そんな事…ゾクゾクだなんて…。」
見られてしまった事はもちろん恥ずかしくて仕方ない。
しかし、夫も心の内を告白する事は恥ずかしいのではないだろうか…。
それでも、それを隠すことなく私に告げてくれる事を嬉しくも感じた。
「そんな…。あっ…裕一さん…ホントだ…。
裕一さん…固く…なってる…。元気に…なってる…。」
私の恥ずかしい体験…夫として歪んだ興奮…。何がそうさせるのかを理解できないとしても、導かれた指先に元気を取り戻した夫の下半身を感じると嬉しさが込み上げてくる…。
「あっ…イヤっ…ゆっ…裕一さん…。」
今までは口にすることもなかったような言葉を口にしながら私の身体に指先を這わせる夫。
いつものように胸を揉まれ乳首を舐められ、割れ目を触られた時には既にそこは潤っていた…。
「へっ…変だよ…。だって…私は…裕一さんの…奥さんなのに…。
そんな…ゾクゾク…するなんて…。」
言葉では否定しながらも、元気を取り戻した夫の下半身から手を離すことはなく、久しぶりのその感触に嬉しさが込み上げる。
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