「っ、な、なにこの動画…っ」
(は、え、カバンに入れた…?まさか、無理やり万引きをさせて…。)
路地裏とはいえ、まだ学校近くで生徒も多い。
孤立している花崎姉弟でも、流石に大きな声を出せば人は寄ってくるはず。
息を吸い込んで肺に酸素を溜めた瞬間、スマホを突きつけられ、何らかの映像を見せつけられる。
それは一輝がAVを万引きする一部始終で…。
「サ、サイテー…っ、なに考えてるの…っ!?ちょっと、触らないで…っ」
源太に腰を抱き寄せられ、拒否感を示すが派手に払い除けられなかった。
無理矢理やらされた万引きだとしても証拠はなく、むしろ一輝が犯した犯罪の映像しか残っていない。
あんなものが明るみになれば、一輝は退学になるほか、他の中学に行くにしても費用の捻出は無理だ。奨学金もなくなり、生活すらままならなくなる。
(…どうにかして、あの動画消させないと…。)
バイトと勉強、家事に追われ、美容室に行く時間や金もなく、黒髪を長く垂らしたロングヘアー。芋っぽい見た目だが、長い前髪からは切れ長の瞳に、高い鼻先など、整った顔立ちが隠れている。
それに加えて胸や尻も高校生とは思えないものであれば、源太らが目を付けるのも無理はなかった。
どうにか一輝を解放させようと、源太らに連れられ、どこに行くのかもわからないまま歩き始めた。
【ありがとうございます。
バイト先は陵辱の場に使えるかと思い、たくさんやっているということで誤魔化してました。
いただいた案ですが、ネカフェの店員、家庭教師、ウェイトレス、その他諸々…みたいな感じでどうでしょうか?】
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