「今更誤魔化して…、怒らせる方がリスクか…。」
芽生えた興奮が、素直に質問に応える理由になり、後押しされる感覚になる。
もしかしたら…、などという淡い期待とともに。
「雰囲気…って言うのかな…。
もちろん、見た目が悪ければそんな気にすらならないと思う。
でも、それ以上に雰囲気に惹かれた。
人には見せない物を覗きたくなる雰囲気。
どっちかって言うと女の子にもモテそうな凛とした感じがあったからね。
痴漢や盗撮なんかも近寄り難いんじゃないか、と思うと、余計に気になってしまってね。」
正直。
偽らず返事をする男。
送信を終える頃には、怯える感覚は薄くなり、自分の言葉に対しての少女の反応が気になって仕方なかった。
そして…、
「5回…そう言ったね?
全部気づいていて、どうして君は、逃げたり、避けたりしなかったんだい?
スカートの中を覗かれているのが、分かっていて…なぜ…?」
同様に男も率直に理由を尋ねた。
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