資料室に入ると、近藤先生は部屋の鍵を掛け、美香との関係を打ち明けてきた。
鍵を掛ける必要があるのかと最初は思ったが、内容が内容なだけに、それも仕方ないと納得した。
だが、近藤先生の話しが真実かどうかはわからない。
とにかく、昼休みのトイレでの出来事は紛れもない事実。
それが近藤先生が佐久間に無理矢理言わせているのかを確かめる必要があった。
否、たとえ無理矢理ではないにしてもまだ幼い少女にあのような言葉を言わせる近藤先生に嫌悪感を抱いていた。
(彼女がセックスに溺れている?)
とても信じ難い事を耳にするがさらに最初は彼女の方から単位欲しさに誘惑してきた。と、話しを続けた。
確かに佐久間は素行の悪さやヤンチャな所はあったが、自らの身体を使ってまで成績を上げようとしていたなど、にわかには信じられない事だった。
しかし、近藤先生の確信に満ちた態度がそれを物語っていた。
「あの…本当に…彼女は…」
近藤先生が話している間、少しずつズボンから浮き上がる股間。
主人しか知らない由美にとってもその大きさは異様だった。
「あ、あの…身代わりといっても…」
徐々に詰め寄る近藤先生に押されるように壁際まで追い詰められていく。
(あの子を助けなきゃ…将来が…でも…身代わりなんて…)
1人の生徒を狂わせた股間への興味とその生徒を救いたいという正義感が…
「あ、あの…近藤先生…み、身代わり…というのは…な、何をすれば…私は主人も居ますし…その…」
どんどん詰め寄ってくる近藤先生に押されそうになるが、僅かな正義感と理性で「さ、佐久間さんが…近藤先生に無理矢理されてない。という証拠はありませんよね。2人の行為は許される事ではありません。彼女を救う為にも証拠がない限り教育委員会に申し出て近藤先生に適切な処分を下して頂きます…では、失礼します」
そう言って資料室の鍵を開けて出ようとした…
※元投稿はこちら >>