ゆっくりと厚い扉を開くと、一気に重低音の響く音楽が耳に入ってくる。
その隙間を縫うように何人もの女の喜ぶ声が交わり合っているのがわかった。
薄暗いホールにクラブのようなカクテルライトが時折り男女を照らし、そこらじゅうで求め合うのがわかる。
見える範囲だけでも女は10人20人ぐらい。男の数はその何倍もいるようで、、、、
瑠璃子は数十秒前に飲んだ薬が食道を降りていくのを感じると、「早く先に効いてくれ」と思いながらゆっくりと1番近くにいたボーイに近づいていく。そして凛とした表情を作って声をかけた。
「どうぞ、楽しんで♪」
ボーイは近くのテーブルに置いてあった大量のショットグラスをひとつ取り、瑠璃子に手渡した。
テキーラのように一口で飲み込むような液体のクスリで、カクテルライトが当たるとブルーに光った。
ボーイは「この女ももうすぐ乱れるのか」と思いながら、瑠璃子がクスリを飲むのを待っている。
あまりにためらいすぎると怪しまれる。
瑠璃子はそう思いながらグッとクスリを流し込む。
(ありがとうございます。瑠璃子の性遍歴や性の趣向はどんな設定にしますか?ここまでのレスがとても素敵で好みなので長く続けたいです♪)
※元投稿はこちら >>