とうとう土曜日になった・・・。
お仕事を終わらせて家に帰って、緊張の夜を迎える。
もう、日付が変わる・・・。
本当に男は来るのだろうか・・・。
部屋の明かりはまだ消していない。
おろそろ、日付が変わる・・・もう来ないのかも?
日付が変わる頃に、部屋の明かりが消して眠る事にした。
いくつかの部屋はまだ明かりがついてはいたが、防犯カメラなどの設備は
ここには無い・・・男が来たことは他人には知られる事も無かった。
男は周りを確認すると、玄関のノブに静かに手を掛ける。
そしてゆっくり回すと・・・ガチャ・・・と小さな音を立て扉が開く。
私は鍵を掛けなかったのだ、どうなるか分かっていて・・・。
男は中に入ると、先程より少し大きな音を立て扉を閉め、ドアに鍵を掛ける音も聞こえる。
その音で男が来たことを示した。
暗い部屋の中をスマホの明かりを頼りに男が接近してくる。
ドアを静かに開けるとワンルームのリビング・・・そして奥の窓際にベッドがある。
男が来るのが分かっていて眠っていた。
男が自分の来た事を勘付いていると思っている様だが、私は警戒心が無くなり眠っていた。
いつも通りのパジャマ姿・・・あくまでも、男に脅されて言う事を聞いている。
そう考えているからだだった。
男は静かにベッドに近づき、足側の掛け布団をゆっくりと捲り上げ、中に潜り込んで来た。
私はゴソゴソした感触で目が覚めた・・・。
さり「・・・?・・・誰?」
やはり、あの男・・・き、来たんだ・・・。
金縛りにあった様に身体は固まっている・・・。
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