何も知らない私は、いつもの様に、露出度の高い服装で出掛ける。
もちろん、日頃地味な私は本当は恥ずかしさで、緊張している。
だけど、出会いを求めて何かしないとと言う思いからだった。
ガッツリと開いた胸元から見える深い谷間・・・そしてピッタリとお尻に
貼り付いてる、少しでも屈めば見えそうな程に短いスカート・・・。
男の人からすれば、欲求不満と思われても仕方の無い格好・・・。
自分では精一杯のアピールだった・・・。
特に出会いも無い日が続いたある日の事。
いつもの様に、休日毎に通うショッピングモールのゲームセンター。
さり(何だか・・・視線を感じるなあ・・・私見られてる?)
ゲームセンターに近付くにつれて、男の人の視線を感じる。
好意的なモノでは無く、獲物を見る痛い様な視線・・・。
入口辺りで、男の人と視線が合った・・・。
今迄、感じた事もない感覚・・・思わず目を背けた。
その男の人は、距離を空けて着いてくるようだ・・・。
私は気付かぬフリをして可愛いぬいぐるみのクレーンゲームを
プレイしている・・・。
すると、さっきの男の人が私の後ろに来ていた。
プレイに気を取られていた私は、お尻に触られた感触を感じる。
さり(え?・・・触られてる?・・・声上げなきゃ・・・)
初めて、痴漢に触られる恐怖は大人しい私に声を上げさせない・・・。
最初は、触れるか触れない位だったが、私が声を上げないと知ると
徐々に大胆になって行く・・・。
私のいる場所は、他のプレーヤーもまばらで監視カメラも視覚になっていた。
私の気付かぬ間にそこに誘導されていたのだった。
※元投稿はこちら >>