(番外編)
時は少しだけさかのぼる・・・
初めて博さんに痴漢され、私の中に期待と不安が同居していた。
痴態を撮影され、脅されていると言う気持ちと、初めて男性に
触られて、自分では決して得られない快楽を味あわされたのだ。
ずっと、脅迫されてるのに・・・陵辱されているのに・・・
私の中で、博さんの存在が徐々に大きくなって行く。
私は不動産会社で事務のお仕事をしている。
余り繁盛している訳では無いので、訪れるお客さんも少ない。
社長さんも営業に出るので、いつも私は店番だ。
時折、お部屋を求めてお客さんが来る。
近所の物件ならば、私が案内していたが、ずっと得体の知れない
視線を感じていた。
そして、あの事件・・・私はもしかしたら、あの得体の知れない視線の
主が、あの男なのかと思っていた。
一人で店番していると、あの男が来るんじゃ無いか・・・そう思っていた。
しかし、男は絶妙の距離感を持ち、私を翻弄した。
そしていつしか彼を求め出してしまうのだった。
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