「いいじゃん、俺らも大歓迎だぜ…?なぁ慎太郎。」
こちらの都合の良いように空気を読む副島の言動に、含みなくシンプルに歓迎ムードの猛田の返答。
良くも悪くも、深く考えず雰囲気を重視するような自然な反応ができることに、冴島も何度助けられている事か。
「あ、あぁ…もちろんさ。」
目配せしながらもなんとか緩みそうになる口元を隠しながら、ちらりと今日の優衣の服装を確認する。
絶好…、際立つように膨らむ胸元…そこから真っすぐに下りるワンピーススカート。
覗き込むには絶好のシルエット…そしてその服装。
幸運と、誰もが考えるかもしれない。
しかし、幾度となく訪れた結果の今日。
もちろんパンツスタイルの時もあれば、帰宅するタイミングまで優衣が帰宅することがない日だってざらにあった。
そんな少しの苛立ちを感じるような日さえやり過ごして訪れた吉日。
さすがにある程度の行動をしておかなければ、次のチャンスがいつかもわからない。
「良いんじゃないか…?
優衣ちゃん、勉強も得意だし…、俺らが…いけるような大学なら、余裕だ。」
しどろもどろになりながらなんとか言葉を返す冴島。
陰湿な妄想を膨らませる一方で、やはり直接的な会話は得意ではなさそうで。
副島に促されるままに、キッチンへと帰っていく様子を見届けると、猛田に視線を送る。
「あ、優衣ちゃん…俺も手伝うよ…。」
冴島のサブのスマホをそれとなく手に取り、キッチンへと赴く。
ひらひらと揺れるワンピースの裾の軽さ。
角度次第では良い物が…、既に期待で鼓動が高鳴るのを感じていた。
【偶然とはいえ、イメージが近くてよかったです。
上手くできるかどうかわかりませんが、出来る限り描いていきますね。】
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