『えっ…?私が…どうしたいか…?』
当然のように次の指示が書き込まれると思っていた私の目に飛び込んできたコメント。
それは間違いなくあの人…佐藤さんによって書き込まれたコメントである事は確認できた。
今まで私の心の隙間をつくように、私の心と身体を煽り立ててきたあの人のコメント。
私の知らない世界…次の扉を開く鍵を渡されると思っていた。
それが『私次第…』と言うコメントに戸惑いを見せる私。
『どうしたらいいの…?私がどうしたいかって…そんな…私が決めなきゃならないなんて…。』
頭の中が混乱して心までも乱れてしまう。
『どうしたいか…。私は…どうしたいの…?』
何度もあの人からのコメントを読み返す。
何か見落としてはないか…大切なヒントが隠されてはないか…私の行動を決める何かを…探し求めて…。
『私の…身体に…?』
聞いてみて…?お姉さんの身体に…。
聞かれたい…。
覗かれたい…。
触られたい…。
その…先…?
そんな言葉達が私の躊躇う心を解放するかのように、私の身体を操り人形のように動かした。
ゆっくりと立ち上がり隣のブース側に移動すると、壁に頬を擦りつけながら片手は濡れた下着の真ん中に…。
『私の身体に聞いてみたら…答えが見つかるのかな…?
こんなに…パンティ汚しちゃってる…私の身体に…。
あぁ…ダメ…。ここを擦ると…何も…考えられなくなっちゃう…。』
コメントに有った通り、濡れた下着を弄りながら自分の身体が何を望んでいるのか確かめようと指を這わせる…。
強弱をつけ、時に激しく、時に穏やかに…。
身体の芯が熱く火照り、その奥からは熱い蜜が滴るように溢れ出してくると、静まり返ったブースの中に湿った水音が響き始めてしまう。
『あっ…ダメ…また溢れちゃう…。エッチな音…聞こえちゃうよ…。』
もう何も考えることはできなかった。
と言うよりも理性が何かを判断することができなくなったのだろうか…。
濡れた下着を擦る指先の動きは、蜜が溢れ出る水源に下着を強く押し込む程に激しさを増し…。
膝を震わせ全身を跳ね上げながら、半開きの口はついに身体が求める衝動を言葉に変えて吐き出し始める…。
「あぁ…あんっ…ダメ…また…溢れてきちゃった…。私の…エッチなパンティ…もうビショビショなの…。
エッチな声も…パンティ弄る音も…聞かれちゃってるかも…知れないのに…。
あぁ…恥ずかしいのに…でも…。でも…パンティの上から…弄る指が…止められないの…。」
隣のブースに声が届くことを想像しながら、全身を震わせながら下着の上から股間を擦る。
何を求めているのか…。
声を聞かれたい…?
覗かれたい…?
触られ…たい…?
もっと…その…先の…ことも…?
私の知らない世界の扉が開きかけている。
震える脚でぎこちなく歩き、片手で股間を擦りながら片手でキーボードを打ちコメントを…。
《きっと…聞こえてると…思います…。
パンの上から…股間を弄ると…クチャクチャと…イヤらしい音が…。
そんな音も…聞かれてしまっているかと思うと…手が…指が…勝手に…。
どんな人か…わからない…でも…私に…興味を持ってくれてるなら…。
私の望みを…今から言葉にしてみます…。》
コメントをあげると再び壁に近寄り、今度は向こう側に伝わるように片手を強く打ち付けるように手のひらをつき…。
「ワンピースから…はみ出てる…ブラも…パンティも…。
今…覗いたら…全部見えちゃうよ…?
私の…エッチなパンティ…見たい…?
ビショビショに濡らした…イヤらしいパンティ…見たい…?」
隣のブースに問いかけるような言葉を紡ぎ、挑発するように卑猥な水音までも響かせて…。
『ホントに…聞かれちゃってるのかな…?
こんなに煽るような言葉…言っちゃったら…あぁ…どうしよう…ホントに…覗いて欲しく…なっちゃう…。』
クチャクチャと響く音に混じって、鼻から漏れる甘い吐息。
ありえないほどに淫ら行為に身を委ねる自分自身の変貌に心と身体は更に昂り…。
「見たいでしょ…?私のパンティ…。
イヤらしい私のパンティ…ビショビショに濡らしちゃってるの…。
覗いて…いいよ…?
私のイヤらしい姿…覗いて…。」
心の奥から湧き上がる言葉…。
ついに私の中に眠っていた欲望が目覚め、無意識の内に口からこぼれ落ちる。
『えっ…私…そんな言葉…。あぁ…ダメ…覗かれちゃう…ホントに覗かれちゃうから…。』
こっそりとブースの扉の隙間を広げ、その向こう側からギラギラした熱い視線を浴びせられる妄想が脳内に広がり、震えを増した身体は更に強い昂りを感じる。
【こんばんは…遅くなりました。
このあと少し遅くなるかもしれませんが今夜はゆっくりできると思います。】
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