《やべぇな…この女…マジで言われた通りやってんじゃねぇか…?》
美優の心を揺らす、無数の文字が連なる言葉たち。
何気なく打ち込まれているだけのその文字に、これほどの力があるのかと感じるほどに心に影響を与え始めていた。
過激な発言をする輩。
その言葉には当然優しさなどなく、面白半分、ノリ、無責任、そんな言葉が当てはまりそうなものばかり。
当初はそんな言葉など相手にせず、多少なりとも思いやりを感じる言葉、あるいはただただ露出狂の女に対して吐き捨てるような言葉ではなく、美優に対してかけられている言葉にのみ耳を傾け、ある程度の指示に従っていた。
しかし、それはかえって誠実そうに見える男の言葉の厭らしさを、姑息さの隠れ蓑として好都合だった。
乱暴な物言いがあるからこそ、少しの優しい言葉がより優しく感じられ、
どう考えてもできない命令が存在するからこそ、出来そうな指示は実行しようとしてしまう。
ゼロベースで考えれば、その出来そうに感じた指示も、はしたない雌の行いであると言う事に変わりはないというのに。
《マジだったらさ…、めちゃくちゃスタイルのいい女が…本当にネカフェ誘うような言葉を言ってるってことだろ…?》
《野蛮な男たちが、良くも悪くも健気に、真摯に応える美優の発言、言葉を通して纏まり始めている。》
《え、スレ主、そんなにスタイルいいの??》
《ばかやろ、ちゃんと最初から見返せよったく…。88のE…ウエスト59、ヒップ86って言ってたぜ…。》
《やっべ…。あ、ダメだ…勃つわ…。》
少しずつ…だが確実に、男たちの中に美優という厭らしく恥ずかしい女が実在し、妄想され始める。
「いいねぇ…凄いよ美優…。
こんなにたくさんの男を惹きつけるなんて…、やっぱり美優にお願いしてよかった…。
はぁ…はぁ…。
美優…、美優…。」
荒くなる吐息。
露出させたモノを扱きながら、男はそんな言葉を呟く。
先端からは絶えず、欲望の先走りが涎のように垂れ流れ、筋となって竿を伝っていく。
一度、二度、扱くたびに、くちゃ…くちゃと卑猥な水音を奏で、男の興奮は留まることを知らない。
冷静な気持ちを持ち続け、落ち着いて夫を想い行動していたのなら、まだまだ隣に夫がいることを忘れず気にかけていたのなら。
その喘ぎにも似た男の吐息にも、くちゃくちゃはしたない水音にも気づくことができたのだろうか。
どこの誰ともつかぬ、そして、特定の誰か…ではなく、不特定多数の好奇な目に晒され知らない感情を芽生えさせ始めていなければ…。
《可愛いな…お姉さん…。
そんなに何度も誘うようなこと言って…、ちょっと興奮してるんじゃない…?
ぱんつも、ぶらも丸見えに近いよね…きっと…。
見えちゃいますよ…見えちゃいますよ…。
何度も言ってるうちに、見られたくなってきてるんじゃないかな…?
だって…お姉さんのぱんつ…、真ん中のところ…少し色が変わっちゃってるよ…?
確認してみて…?》
IPが同じであれば同じ人間の言葉。
にもかかわらず、丁寧口調でアプローチしてみたり…、今回のように少し煽るように年下の少年が年上の女性を揶揄うような口調になっていたり。
あらゆる角度で美優を煽り、さらなる羞恥を呼び覚ますような言葉を紡ぎ…並べていく。
《見えちゃうのは事故だけど…。
見せちゃったらもうそれは…事故どころか…、只の変態さん…ってことに…なっちゃいますよね…?お姉さん…。》
【こんばんは。
今回も素敵なレスをありがとうございます。
毎度見入ってしまいますね…。
じっくりと、と言えば聞こえはいいですが、テンポが少し遅いでしょうか…?
丁寧な描写を返してくださるので、ポンポン進めるのがもったいなく感じてしまって。
もしもっとペースを上げろとか、内容の進展がご希望でしたらおっしゃってくださいね。
あと、更新頻度はほんと…お時間のある時で構いませんので。】
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