【鬼頭 権蔵 (きとう ごんぞう)
52歳 172センチ115キロ
醜悪な顔をしたキモデブ親父。
痴漢の常習者で、女性を悦ばせるテクは一流。】
デートの数日前、痴漢募集サイトからは彼女にイタズラしたいという幾つものレスが来ていた。
一緒に映画を見るという優花の承諾を得ると、翔は早速その中の1人と連絡を取る。
(52歳か……。
コイツなら優花ちゃんが本気になって浮気するなんて心配は無いな。)
『今度の週末、決行します。
キス、そしてもちろん本番行為はNGです。
彼女が私に助けを求めて来た場合、痴漢行為はその場で終了となる可能性が高いのでご了承下さい。』
そしてデート当日、翔は優花の隣りに座った男性をさりげなくチェックする。
翔(うわっ、サイトでのやり取りでは分からなかっけど、予想以上の醜男だな。
この後優花ちゃんはこんな醜いキモデブ親父に……。)
翔はさりげなく優花と手を繋ぐ。
もちろん優花が隣りの痴漢にイタズラされた時、抵抗し辛くする為である。
余りに悍ましい男性の容姿に、さすがに内気な優花も自分に助けを求めてくるかも、と危惧しながらも、以前から優花がスケベ親父にイタズラされる姿を妄想しながらオナニーしていた翔は、内心身震いして期待を膨らませる。
一方、優花の隣りに座った男性。
権蔵(うおっ、無茶苦茶可愛いぞ。
かなりレベルの高い美男美女カップルじゃねーか。
こんな可愛い女の子に、本当にイタズラ出来るのか?
おっぱいデケ〜。
ミニスカから溢れる太もも……ムチャそそられるぜ。
ぐふふっ、こりゃ今日は愉しめそうだな。)
映画が始まって数分後、翔が握る優花の手がピクッと震える。
さりげなく翔が優花の様子を伺うと、隣りのスケベ親父が肘掛けに左手を置き、その上に乗せた右手の指が僅かに優花の魅力的な太ももに触れている。
権蔵(まずは寝たフリしながらさりげなく……。
お嬢ちゃんはどんな反応するかな?)
翔(始まった。
いよいよ僕が待ち望んだ瞬間が……。)
翔はワクワクしながら、スクリーンに視線を戻す。
【NG了解です。
スケベ親父を選んで頂きありがとうございます。
趣味嗜好が合いそうで嬉しいです。
お望みの展開もとてもそそられます。】
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