「あ…、はい、私で…え…?」
藁にも縋る思い…、と言えばいいのか。
愛する妻の中で果てることができないなどと、どの口で言えばいいのか。
そんな妻は不倫をしている。
病院で診察を受けてくる、少し遅くなるかもしれない、そう告げた瞬間、妻の顔が緩んだのを見逃さなかった。
もしかしたら今ごろは…。
そんなことを考えている最中に、声がかかる。
順番が来たのか…、そう思いながら俯き、曇った表情を浮かべながらもゆっくりと頭を持ち上げれば、少し固まってしまう。
「こんなに…。」
第一声で言葉にしそうになったのは、こんなに若い子が…、だった。
治療行為とは言え、赤の他人のモノを口に含み、それどころか口淫、射精を促しそれらを飲み込んでいく…事から始まるという話は聞いている。
しかし、それがこんな若くて整った外見の女の子が…。
男は驚きを隠せず、それ以上の言葉が出てこない。
興奮…する男もいるのだろうか…、いや、多いのかもしれない。
しかし、男はこれから先を考えるよりもやはり精神的なダメージが先行し、そこへ至る想像に行き着くことはなかった。
「す、すいません…。
早乙女…彰浩…と言います。その、よろしくお願いいたします。」
【当たり障りない感じでお返事をしております。
年齢に大凡の希望の記載があったので、こちらへのイメージはあると判断し、容姿は描いていません。
指定していただければ、その外見に沿って描写を進められればと思っています。
端書として描かれている内容を、こちらはどの程度頭に於いているのかも教えていただきたいです。】
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