確かに鈴木先生の言葉の通り、少し雰囲気が変わったクラスメイトもいたりして、そのせいなんだ、と梨乃は思い出すように納得する。
「卒業するまでに先生にとっても恥ずかしくない淑女になれるように頑張りますね!」
にこりと愛らしい顔で、先生に意気込むように告げる。その裏でどんなことを考えてるから知りもせず、頑張らなきゃ!とぐっと拳を握る。
「淑女教育はお互いの体を知ることから……少し恥ずかしい気もしますけど、梨乃だけじゃなくて先生もですもんね!」
照れるようにはにかみながら、梨乃は食堂に向かった。
(先生の身体かぁ…男の人って、昔お母さんが男の人連れてきてたけど、幼かったしあんまり覚えてないし……改めて言われるとよく分からないかも…。)
(あんな格好良い先生だなんてクラスの子に羨ましがられそう。みんな鈴木先生がパートナーで羨ましいってずっと言ってたもんね。)
食堂は向かうと、クラスの子たちもパートナーと一緒に食事に来てたら、まだ来てないペアもいた。挨拶をして食事を終え…部屋に戻って交代にお風呂に入ってから、梨乃は先生がいるリビングルームに向かう。
「先生、もう大丈夫です。淑女教育始めさせてください。」
湯上がりの色っぽい雰囲気を纏いつつ、少し濡れた髪で先生に笑いかける。
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