朝起きて先生と一緒に食堂を向かうと何故か眠そうな顔をしてる人もいて、梨乃は不思議に思いつつもいつも通り過ごす。
(みんな淑女教育頑張ってたのかな?私もちゃん勉強しないといけない…のかな?先生それぞれって言ってたから、鈴木先生に任せればいっか。)
授業が終わり、昨日の淑女教育についてクラスの子と話題になる。眠そうな子はすぐに帰ってしまったけど、そうじゃない子はどうだったかと興味津々に言うけど、誰かに「そんな話はするのははしたないからダメだよ!」注意されてしまう。
淑女教育の座学では、女の子同士の性的な話は禁じられていて、その教え通りみんなに注意されてしまえば洗脳が済んでいる子たちに反論は出ない。淑女教育の好奇心を抱えながら、部屋に戻って行った。
放課後戻ると先生は既に戻っていて、挨拶をする。
「鈴木先生もう戻ってたんですね。今日はなんかみんなソワソワしてて、変な感じでした。今日はいつから淑女教育されますか?なんかみんな熱心みたいで、私も去年習った座学もう一度勉強した方がいいでしょうか?」
座学は女性の心得や男性や夫になる人に対する接し方など、2年になって淑女教育に違和感を持たないための教科でしかなかった。
※元投稿はこちら >>