私の中に大量の精子を吐き出して、圭介くんは征服感と気持ち良さが
包み込みプルプルと震え、最後の一滴まで注ぎ込むと呆けた笑みを浮かべて
余韻に浸っている。
しかし、圭介くんもことの重大さに気付く・・・。
抵抗出来ない女子を無理矢理犯し、おまけに中にタップリ出しちゃった訳だ。
射精したことで素に戻り、自分のしでかした現実と直面していた。
ヘルブロガー(圭介)に中出しされ、穢されて力無く横たわる私の姿に危機感を
感じ始めている様だった。
確かにこのままだと赤ちゃん出来ちゃうかも・・・それにここまでされて、黙っている
訳にもいかない・・・でも、幼馴染との戦隊(敗北)ヒロインごっこ・・・子供の頃の続き
だと思ってくれてて、本物の戦隊ヒロインを演じ続け、いつの間にか一線を超えてしまって
私も子供の頃から歪んでしまった性癖を曝け出し、演技に乗ったのは私にも非がある。
だが流石にこの状況は不味い・・・。
お互い初体験の私達は、安全日や危険日なんてわかっていなかった。
ヘルブロガー
『・・・ク、クク、は、孕め孕め・・・レンジャー・ピンクよ、怪人の子を産み、我が組織の
増強の為の母体となるのだ』
意識が戻り始めた私に相も変わらずヘルブロガーを演じて言い放つ。
でも、動揺しているのか、言葉はごもり視線が泳いでいる。
ここで、圭介くんはとんでも無い事を言い出す。
ヘルブロガー
『さて、レンジャー・ピンク・・・いや、“坂本景子”よ!その身に悪の種子を注ぎ込まれた気分はどうだ?』
演じている配役名から、本名を呼ばれ現実に引き戻される。
本当に私がレンジャー・ピンクで、仮の姿が坂本景子だと言い出した。
ヘルブロガー
『驚いたか?我が組織の情報収集能力を侮って貰っては困る。
貴様らの秘密基地がこの学校にある事などお見通しだ』
未だ虚構の世界だという様に言い放なち虚構を現実に浸食させようと言うの?・・・。
ヘルブロガー
『こんな小娘どもが我が組織の邪魔をしていたとはな、だが悪の種子をその身に
受けた貴様はもはや我々の奴隷・・・
怪人の子を宿したくないのであれば薬でも飲まなけりゃ・・・モゴモゴ・・・』
避妊薬を呑めと言う事?・・・焦るあまり若干“圭介くん”が見え隠れする。
ヘルブロガー
『と、とにかく、これからは貴様の行動を我が戦闘員に監視させるとよう。
名は小山田圭介という私に似たイケメンだ』
私は何だか安心していた・・・まだ、この遊びを続けられる・・・。
これが、私の被虐性の為だとは気付いていなかった。
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