圭介くんはニヤリと笑うと語り掛けた。
圭介くん
『なるほど、卑怯か・・・いいだろう、ならば実力のみで貴様を打ち倒してやろう』
手に持っていたリモコンを放り投げると、私の体力が回復するのを黙って待っている。
私にはその自信と余裕が理解出来ていない・・・。
まさか“青ざめた表情を浮かべたヒロインを追い詰める”そんな思いを巡らせているとは
想像も出来てはいない。
息を整えユックリと立ち上がる・・・でも身体が疼き思う様に動けない。
圭介くん
『準備は出来たか?・・・ならば行くぞ!』
一気に間合いを詰め鉄拳が飛ばせる、しかし手応えが無い・・・
景子
(え?・・・当たらない・・・どうして・・・)
圭介くん
『ふん、こんなものか・・・』
私の攻撃が軽く避けられていた、未だローターから受けた振動で万全の状態では
無いのだが、例え万全の状態で攻撃が当たったとしても今の彼には痛くもかゆくも
無いのかも知れない・・・。
事前とは全く逆に立場に立たされていた。
圭介くんは構えを解くと、おもむろに着ていたジャージを脱ぎだす。
突然の奇行に呆気に取られ、目を丸くし、顔を引きつらせる。
私の表情は慌ただしく変化し、下着姿となった圭介くんに呆気に取られていた
私だったが・・・鍛え上げた肉体を見て何かを期待している?・・・・。
圭介くん
『どうした?なにを呆けている』
おの言葉に慌てて我に返る私に対してお構いなしに距離を詰められた。
近付いて来る圭介くんに攻撃を繰り出すが、当たっても効いていない。
寸止めでは無く確実に当たっているのに、怯む事無く近付く圭介くんに
私の表情は次第に青ざめていく・・・。
私は攻撃の距離を取ろうと離れるが、何度か繰り返すうちに遂に壁際まで
追い詰めてられてしまう・・・。
圭介くん
『どうした?もはや逃げ場は無いぞ』
まるで狩った獲物をいたぶる様に、薄気味悪い笑みを浮かべ、私を捕まえようと腕を伸ばす
その隙を突いて大柄な圭介くんの死角から逃れようとしたが・・・
圭介くん
『おっと・・・』
寸での処で後ろから抱き着く様に捕まえる・・・。
逃れようと暴れるが圭介くんの腕はピクリとも動かせない。
景子
「うっ・・・ぐぐ・・・」
圭介くん
『さあて、捕まえたぞレンジャー・ピンクよ。
策を巡らせなくとも貴様など敵では無かったな』
後から耳元にいやらしく囁やかれ、そのまま下着の中に指が入って来る。
2ヶ月前と同じように・・・ゴツくなった指先で私は秘部を責め立てられた。
景子
「うっぐぐ・・・や、やめろ!・・・どうするつもり?」
私は圭介くんの事をみくびっていた事を後悔していた。
(おはようございます、圭介くん・・・。
趣旨は分かりましたが、こなったら私もレンジャー・ピンクと使い分けましょうか?
そうなると、怪人にも名前が必要ですね。
「グリーンフログ」とか「デビルフログ」何か良いネーミング考えて欲しいな)
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