景子「な、なんて・・・卑怯な・・・ケダモノ・・・」
彼女の言葉など意に介さずカバンへ手を突っ込むと何を使おうかと中身を漁っていた
(取りあえず今日も縛り上げてっと……いや、待てよ)
カバンから麻縄を取り出そうとした自分の腕を見た僕は、動きを止めると未だ吐息を漏らし床にうずくまる景子に目を向けた
(この身体だったら以前思ったことが出来るかもしれない)
ニヤリと笑うと僕は景子に語り掛けた
『なるほど、卑怯か…いいだろう、ならば実力のみで貴様を打ち倒してやろう』
手に持つリモコンを放り投げると彼女の体力が回復するのを黙って待つ
以前思っていた“青ざめた表情を浮かべたヒロインを追い詰める”…今ならきっと出来る筈だ
息を整えた景子がユックリと立ち上がるが、まだ身体が疼くのか少し表情が優れない
『準備は出来たか?…ならば行くぞ!』
間合いを詰めると景子の攻撃が飛んできた、それを何度か捌いていたのだが…
『…ふん、こんなものか』
彼女の攻撃が軽く感じる…未だローターから受けた振動で万全の状態では無いのだろうが
例え万全の状態で彼女の攻撃が当たったとしても今の僕では痛くもかゆくも無いだろう
(これならわざわざガードしなくてもイイや)
僕は彼女に対しての構えを解くと、おもむろに着ていたジャージを脱ぎだした
突然の奇行に目を丸くしたり顔を引きつらせたり、彼女の表情が慌ただしく変化してゆく
そして、下着姿となった僕に呆気に取られていた彼女だったが…鍛え上げた肉体を見た瞳が何かを期待している様に感じた
『どうした?なにを呆けている』
慌てて我に返った彼女に対してお構いなしに距離を詰めてゆく
近付く僕に攻撃を繰り出す彼女だったが…思った通り怯む程の威力では無い
寸止めでは無く確実に当たっているのに、怯む事無く近付く僕に彼女の表情は次第に青ざめていった
(いいね、僕の思った通り…凄く興奮させてくれるよ)
近付けば距離を取ろうと離れる景子だったが、何度か繰り返すうちに遂に壁際まで追い詰めてられてしまう
『どうした?もはや逃げ場は無いぞ』
まるで獲物をいたぶる様に、薄気味悪い笑みを浮かべ景子を捕まえようと腕を伸ばす
隙を突いて大柄な僕の死角から逃れようとした彼女だったが
『おっと…』
寸での処で後ろから抱き着く様に捕まえる…逃れようと暴れる彼女だったが僕の腕はピクリとも動かせないでいる
『さあて、捕まえたぞレンジャー・ピンクよ。策を巡らせなくとも貴様など敵では無かったな』
後から彼女の耳元にいやらしく囁くと、そのまま下着の中に指を入れる
2ヶ月前と同じように…ゴツくなった指先で景子の秘部を責め立てた
[こんばんは]
圭介の喋りについて
圭介本人の場合は今まで通り「」で
怪人や敵役を演じている時のセリフは『』で変化を付けてみます
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