ずっと悩みのタネだった戦隊スーツなどの新調・・・。
部員のモチベーションが高まらないのはそこにも原因があると思っていた。
しかし、本物に近付けるとなるとスーツやマスクなど、価格を考えただけでも
部費でなんとかなると思えず、頭が痛い・・・。
もっとリアルに・・・自分の理想、究極のプレイを考えるとスーツは2~3着は必要。
マスクもあればと考えると予定購入額が跳ね上がる。
そんな時に、圭介くんからバイトにともなう休部を願い出たのだった。
一人より二人・・・少し躊躇したが、部費獲得と言われると・・・
景子
「う、うん・・・じゃあ、一緒にやろうよ・・・」
一緒にバイトをやろうと誘ってしまった・・・。
言ってみた反面、圭介くんの笑顔は、以前の贅肉にまみれた豚の様な顔つき
から肉体改造によって顔の脂肪もすっかりと落ち、今はカエルを潰したような
顔立ちになっている・・・。
その笑顔に引きつった表情で無意識に身体をガードしてしまう。
その仕草に2カ月経ってもまだ慣れない事を思い出す。
しかし、胸を押さえている私の腕がか細く感じる・・・。
決してそんな事は無いが、圭介くんの体がたくましくなった為か私の方が
以前よりも弱々しく見えていた。
一瞬、私は想像してしまう・・・。
どんなに攻撃をしても全く効かずに、青ざめた表情を浮かべるヒロイン・・・。
そんな私を追い詰めてニヤニヤと笑みを浮かべる怪人の姿・・・。
そんな笑みが醜悪さを纏い、それを目の当たりにしていた私は更にガードを固めてしまうのだった。
―夏休み―
部活の稽古の合間を縫って圭介くんと一緒にバイトへと向う。
残りの幽霊部員は全く参加の意思は無いようだ。
向う途中でお仕事の内容を話す。
戦隊ショーのスタッフだ。
しかし、ずっとスタッフ・・・今年こそはヒロインとしてショーに出る!
っと、意気込んでいたのだが、オーデションでやんわりと断られてしまった。
景子
「私の実力なら余裕のはずなのに・・・」
私は落ち込んでいた。
圭介くんがスタッフに訳を問いただしていたとも知らずに・・・。
―次の日―
ショーに参加できる様に稽古をしようと圭介くんから誘われた。
望みが叶うなら・・・その一心で部室に向かってしまう。
圭介くんは後から来て、準備した道具の中から女性用のスポーツ下着を
取り出し、手渡された・・・あからさまに圭介くんから渡される下着に拒否感を
隠そうともしない私・・・。
だが、ショーでヒロインに選ばれるためだと言うと渋々着用する事になる。
稽古場に入るが、この格好では流石にモチベーションが上がらない。
その上、普段通りの組手を始めると、私の動きにも難なく着いて来る圭介くん。
そのままじゃ・・・本当に負けちゃう・・・。
圭介くん
「なかなかやるなレンジャー・ピンク!だか、この攻撃は避けられまい!!」
圭介くんは拳を放つ・・・いつも通り簡単に捌いてしまおうとするのだか・・・
拳が近付いたところで、圭介くんは隠し持っていたリモコンのスイッチを入れた。
その瞬間、下着にコッソリと付けられていた、極薄のローターが振動し始め秘部と乳首を
責め立てた始めた・・・。
景子
「うっ・・・はああ・・・い、いやあ・・・どこまでも卑怯なのね・・・
こんな・・・はあ・・・はあ・・・事で・・・はあ・・・負けないんだから」
突然の事態で、吐息を漏らしながらも虚勢を張っている。
だけど・・・一度知ってしまった快感からは逃れられない。
景子
「どうして・・・こんな事を・・・こんな事で・・・」
立っているだけで限界だった。
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