(ちょっと強引だったかな?でも景子ちゃんなら…)
彼女はきっと来る…何故だか僕には確証があった
部屋の中をざっと見渡し使える物や場所がないか確認をしてると、片隅に昨日使ったロープを見つけた
景子を…いや、レンジャー・ピンクを縛ったロープ
正義のヒロインを淫らな姿に彩った特別なアイテムだ
僕はロープを拾い上げ腰に携えていると入口の方から扉の開く音がした
景子「卑怯モノ、人質を解放しなさい!私が相手よ!」
背後から威勢の良い声が聞こえる…
嬉しさを押し殺しながら振り返るとダメージスーツに身を包んだ景子が立っていた
彼女には少しサイズが小さいのか、生地は身体にピタッと吸い付き、抜群のボディラインを浮かび上がらせていた
スーツは所々がほつれ、空いている穴からは彼女の地肌が顔を覗かせている
生地の劣化が激しいのか、少し動くだけで穴が広がってゆく…
おかげで思うように動けないでいる姿は、まさに敗北ヒロインと言うに相応しかった
「よく来たなレンジャー・ピンクよ…おやおや、最新式のスーツだと思っていたが
どうやら修復中のものだったらしい…これは悪いことをしたな」
怪人らしい見え透いた嘘をつきながら、僕は彼女の周囲を回った
まるで舐め回す様に…全身をいやらしい眼差しで見つめながら
その視線に嫌悪感を抱いたのか、景子はより緊張感のある表情で僕の動きを警戒していた
互いに睨み合いながら僕はドアの方まで近づくと…カチャリ
稽古場の鍵を閉めてしまった
「誘い出された事に気付かぬとは愚かだなレンジャー・ピンク!」
僕はそのまま彼女に近づく…
スーツが破れることを気にしている景子は、昨日の様な洗練された動きは出来ず
僕にあっさりと捕まってしまった
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