圭介くん
「私は昨日の場所で待っている、また同じ結果になるだろうが怖く無ければ来るがいい」
そう言い残して圭介くんは稽古場へと向かっていく・・・。
ダメージスーツを見ているうちに、昨日の情景が沸いてくる。
そして、自分が言った事の本意を知られていると思った。
それでも、もう後には引けないと思い出している。
何故なら私は正義のヒロイン・・・あんな怪人に負ける訳にはいかなかったのだ。
また、縛られるのかな・・・怖さと好奇心が同時に訪れている。
でも、正気さえ保っていられれば負けるはず無い・・・。
昨日の事を完全に忘れている。
昨日は制服、今日はダメージスーツ・・・いやがおうにも没入感は昨日を凌駕している。
私は制服を脱いで、ダメージスーツに袖を通した。
至る所にほつれや破れがあり、本当に敗北ヒロインのよう・・・。
レンジャー・ピンクの気持ちに感情移入していく・・・。
稽古場のドアーを開くと・・・。
景子
「卑怯モノ、人質を解放しなさい!私が相手よ!」
圭介くんは後ろに回って、稽古場の鍵を閉めた・・・。
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