景子「あ、それは・・・酷いよ・・・」
景子の言葉を受け、流石に不味かったかと思いながら彼女に目を向けた僕だったが
「…酷い?何を言ってるのさ、そんな顔しといて」
まるで彼女の事を嘲笑うかの様に言い放つ
最初は自分の痴態に目を見開いて居たのだが、次第に画面を見ている彼女の表情は表示された画像と同じ様に
うっとりとした表情へと変わっていった
(ひょっとして景子ちゃんって…)
そう思うと僕の中で何かスイッチが入った様な気がした
「嬉しそうな顔しているよ…酷いことされてる自分の姿みてさ」
僕に指摘されても未だ目が離せないでいる
更に昨日の事を思い出したのか、彼女の息は次第に上がり出していた
かなりリスキーな賭けだと思っていたが、思った以上に上手く行きそうだ
「まさか…僕の入部を拒否したりはしないよね?…“レンジャー・ピンク”」
僕がそう呼びかけると景子も何かスイッチが入ったかの様に雰囲気が変わった
僕は携帯をしまい込むと
「これで分かっただろう、我々は貴様の弱点を掴んでいるのだ“レンジャー・ピンクよ”」
景子は絶対に乗ってくる、僕は何故か確信めいた予感を感じていた
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