夢見も悪く、超憂鬱な朝が来た・・・。
どんな顔して圭介くんと一緒の教室に居れるの?。
でも、どちらとも目を合わせない様にしている様だった。
長い授業が全て終わって、部活の時間・・・。
他のクラスメイトは運動部が多く、私も運動部にスカウトされていた。
開店休業の自分のクラブだし、助っ人的に加わることもあったのだ。
昨日の事を忘れようと、少しテニス部に混ざって汗を流して自分の部室に
向かった。
部室の前に来て、またドアーが開いている。
まさかと思いながら部室に入ると、ロッカー室に人の気配がした。
ショーで使うコスなんかを保管しているロッカー室だ。
一体誰が?・・・
恐る恐るロッカー室に近付いていく・・・。
同時に中から圭介くんが、破れた衣装を持ったまま出てくるところだった。
景子
「何してるの!?・・・」
圭介くん
「あっ、景子ちゃん・・・昨日はごめっ!?」
圭介くんの手元を見て、慌てて駆け寄り、持っていたスーツを奪い取った。
圭介くん
「ごめんね、大切なものだったみたいで・・・」
破れたスーツに昨夜の淫夢を思い出してしまい、恥ずかしさに取り上げて
睨みつけてしまった。
そして、どちらも声を掛けず居心地の悪い時間だけが流れていく。
暫しの間を置いて、圭介くんは開き直った様に話し始めた。
圭介くん
「昨日はごめん、お詫びと言ってはなんだけど今日は同好会に入部しようと
思って来たんだけど・・・」
景子
(え、入部してくれるの?・・・)
その言葉に驚いて振り向くと・・・
突然、スマホの画面を掲げた。
圭介くん
「どうせ断られるのは分かってるんだ・・・でも
断れば“コレ”分かるよね?・・・」
景子
「あ、それは・・・酷いよ・・・」
その画面を見て、私は目を見開いて固まってしまう・・・。
そこには昨日の縛られた姿が映し出されている。
しかも、恍惚の表情を浮かべ視線が泳いでいる・・・。
圭介くんにもリスキーだが、私にはもっとリスキーな画像だった。
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