絶えず与えられる恥辱・・・。
予想外の展開に現実と虚構の区別が付かなくなっている。
自己陶酔し始めていた私は先程までの弱々しい表情とは
打って変わって歯を食いしばって必死に耐える。
その姿まるで、悪党からの淫行に抗おうとする正義の
ヒロインそのモノ。
圭介くんはまるで本当の怪人の様に目血走らせ、飢えた
獣のように股間をしゃぶり尽くす・・・。
景子
「い、いや・・・やめろ・・・ひ、卑怯モノ!」
私は必死に耐えているが、くぐもった声と、じゅるじゅると
いやらしくしゃぶる音が稽古場に響く・・・・。
景子
「くふう・・・はあ・・・あ、あああ・・・うわあ!」
私はとうとう、限界を迎え小刻みに身体を震わすと嬌声を上げて
力尽きてしまう・・・。
その後は、瞳に光は無く、ただ虚空を見つめるようにぼんやりと
天井を見上げているだけ・・・。
その姿に圭介くんも理性は崩壊し現実との区別が付かなくなって
しまい、あたかも自分が本当の怪人だと錯覚してしまった。
圭介くん
「今まで散々我々の邪魔をしてくれたな、ピンクよ。今こそ報いを
受けてもらうぞ!!」
そう言って、立ち上がると制服のズボンと下着を脱ぎ捨てた・・・。
私の目の前にあるモノは高校生らしからぬ異形と大きさ・・・。
それが目の前に横たわるヒロインである私を目にして凶悪なまでに
そそり立っていた。
圭介くんはゆっくり近付いてくる。
未だ正気の戻らぬ私の脚を掴み大きく広げてしまう・・・。
圭介くん
「くっくっく、先程の礼もかねて貴様にエネルギーを注入してやろう。
ただし“悪”のエネルギーだがな!」
薄らとした感覚しか無く、正気に戻っていない私に阻むものは何もない。
力無く横たわるヒロインにも抗う術は無い・・・。
景子
(このまま、この怪人に穢されてしまうの?・・・
いやだよ・・・助けて・・・)
“キ~ンコ~ンカ~ンコ~ン 下校の時間です
当直の先生方は見回りを行って下さい”
すんでのところで私の貞操は守られた・・・。
放送に救われた形だ。
我に返った圭介くんは拘束を外し後片付けをはじめた。
あんなに恥ずかしい事をしておきながら、あくまでも演技だと
言っている感じがする。
スカートと下着を整えて、散らかった稽古場を清掃し始める。
先程と打って変わり沈黙の支配していた。
恥ずかしい姿を圭介くんに見られた思いは、いつに無く私から
明るさを奪ってしまう・・・。
圭介くんに目が合わせられない・・・。
掃除が終わるとそのまま帰ってしまった・・・。
圭介くんも声も掛けられず黙って見送る・・・。
私の足取りは少しおぼつかない。
私の中で色んな思いが渦巻いていた。
一つは部員の事だ・・・このままでは活動が出来ない。
活動が出来なければ、廃部は免れない・・・。
キモい圭介くんでも勧誘出来れば・・・。
私はヒロインになりたい・・・でも・・・今日の感覚・・・
幼い頃に圭介くんにされた事を思い出して拒絶出来なかった。
本当はこんな風にされたかった?・・・。
ずっと考えながら帰宅した。
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