抵抗する力が少しずつ弱くなる私の事を圭介くんは観察している。
伏せ目がちに、完全に表情が見える所まで向きを変えられたが最後の抵抗は
目を閉じるくらいしか無かった。
圭介くん
「どんな気分だ?レンジャー・ピンク」
その言葉に閉じた瞳をキッと見開き、悔しくて睨みつける。
それは正に捕らえられたヒロインそのもので、ナルシストな
私はレンジャー・ピンクになりきっていた。
しかし、睨む瞳は潤んでおり、頬はほんのりと上気している・・・。
口は半開きで、稽古場には私の息遣いのみが響いていた。
幼い頃、圭介くんに縛られ、言葉も発せず艶めかしく悶えてしまった
あの時の雰囲気そのもの・・・。
景子
(そうだ・・あの時こんな感じだった・・・お腹の中心から湧き出す様な
感覚・・・)
縛られて脚をもじつかせながら堪えている・・・
何かを感じて、何かを持っている・・・まだ自覚は無かった。
恍惚の表情を浮かべながら、圭介くんを見上げると、醜悪な笑みを浮かべている。
その表情にギョッとする。
それも一瞬だけだった、スカートからスラリと伸びる脚・・・そこへおもむろに
手を添えられると、ビクビクと小刻みに震え、恐怖の表情から惚けた表情へと変わる。
景子
(あれ、もしかして・・・私、逝っちゃったの?触わられただけなのに??)
瞳の焦点が定まらず、口は半開きのままで涎が垂らしてしまう・・・。
景子
(凄く気持ちいい・・・こんなのって・・・)
私の反応に圭介くんはポケットからスマホを取り出すと、私の上半身に焦点を
当てシャッターを切る。
シャッター音に私は我に帰る
景子
「な、何をするの・・・気持ち悪い!」
慌てる私にスマホの画面を見せてくる。
圭介くん
「なんだ?苦しんでいると思ったのに、随分と
気持ち良さそうな顔をするじゃないか」
スマホの画面には恍惚とした表情を浮かべる私が写っている。
自分でも見た事の無い表情に呆気にとられ固まってしまう・・・。
圭介くん
「どれ、そんな余裕があるならば更にエネルギーを搾り取ってやろう」
それでも尚、寸劇の続きだとばかりに言い放ち、制服のスカートを捲り上げ、
私の下着の中へ指が侵入してきた。
景子
「や、やめて・・・こんなの・・・いやあ・・・」
慌てて拒もうとしたが、侵入した指が性器に触れるとたちまち身体を仰け反らせ
昇天してしまう・・・。
まだ自分でした事もないのに・・・。
ヒロインは潔癖じゃなきゃ・・・そう思っていたのに・・・。
敗北ヒロインのお約束、同人誌などでよく見る流れへとストーリーは進んでいく。
(こんばんは、圭介くん。
そうですね、挿入は無しの方向でもう少し虐める方向で良いです。
アルバイト先で、貴方だけに特別にサービスさせるなどの要素も良いかな)
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