幼い頃に遊んでた戦隊ごっこもこんな感じだった
遊んでいる途中で自分に都合のよい設定を入れてゆく…
大人では通用しない子供ながらのご都合主義を懐かしく思いながら、これを使ってどう景子を思い通りにしようかと考えていた
「ふん、何とでも言うがいい」
両腕の自由を奪われた景子を床へと放り出し、悪役らしく言い放つ
(ネクタイ使って縛ったのはいいけど、これだけじゃ物足りないなあ…なんか無いかな?)
部屋の中をキョロキョロと見渡すと、壁際に積んである段ボールの山が目に入る
ゴミとして纏められて荷造り用のロープで括られていた
(お、これはちょうど良いや)
僕は段ボールの山からロープを解くと、それを景子の前に持ってきた
「レンジャー・ピンクよ、これが何だか分かるか?」
床に転がる景子の前にロープを垂らす
「これはな、我が組織が開発した“貴様らレンジャーのエネルギーを奪う”為の兵器だ。これを今から貴様の身体で試してやろう」
更に都合のよい設定を組み込む。捕らえられたヒロインを追い詰める王道の流れ…
ただし、子供向けとは真逆の方向へとストーリーを持っていこうとしていた
景子も流れに乗ってくれて声を上げながら抵抗してくれる
「無駄だ無駄だ、自由を奪われた貴様に何ができる」
僕は景子を床に座らせると素早く背後へと回る。今度は僕のロープ捌きに景子が驚く番だった
胸を強調するようにロープを這わせるとあっという間に縛り上げてしまった
澱みなくロープを操る僕の術は、子供の頃のもたついていた記憶しか無い景子にとって魔法の様に感じただろう
完成した縛りはSMで言う「胸縄縛り」…制服の上から胸を強調された姿は物凄く淫靡な姿に写る
そんな姿に僕は物凄くいやらしい笑みを浮かべていたのだが、背後にいる為 景子には見る事が出来なかった
(っと、余り強く縛り過ぎるとこの“なりきリプレイ”から覚めてしまうだろうから…)
痛みは抑え、けれども腕の自由が利かない様に縛る強さを調節する
(まあ、マゾだと物足りなく感じるかもだけど…丁度いいかな)
僕のローブ捌きに未だ呆気に取られている景子に背後から呟く
「どうだ、レンジャー・ピンクよ。我が兵器の能力は?徐々に力が抜けてゆくだろう?」
景子は応えない…だが、彼女の息遣いは少しずつ荒くなっていった
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