私は「もりたか ちさと」10歳、小学四年生です。
お父さんは大学教授、お母さんは介護施設で働いている。
最初は余り気にしなかったが、お父さんとお母さんの歳が離れ
まるでおじいちゃんと孫みたいに見られるのが嫌だった。
お母さんと同じ位のお父さんに憧れている。
高学年になるに連れ、友達は成長期で体つきが良くなっているが
私はちょっと遅れてるみたい・・・。
やっとおっぱいが膨らみかけている位だった。
そんな私は、共働きの両親なので、放課後はお母さんの介護施設に
行く様になっていた。
児童保育などもあるけど、出来たらお母さんといたい気持ちが強かった。
今日も紺色の帽子に白いブラウス、紺色のスカートでランドセルのまま
介護施設に向かう・・・。
おじいちゃんとおばあちゃんばかりの施設では、私みたいな子供が来る事も
少なく、可愛がってくれていた。
その為か、お母さんのお仕事に自分も就きたいと思う様になっていた。
お母さんはリーダーとしてお仕事しているせいか、施設では性格がキツめになっている。
今日は新人の人が来るって言ってたけど、使い物になるか判らないと
ちょっと愚痴っていた。
私はどんな人だかちょっとが興味あった。
お母さん、厳しいから・・・大丈夫かなあ・・・。
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