「嫌ぁっ、やだっ、ぁんっ、気持ちいい…っ!」
(弱いところ知ってるくせに、わざと避けて焦らしてきてる…っ。どこまでも馬鹿にして…っ)
あえて弱点を突かず、焦らすように他部分を責め立てる翔太。
まだまだ序章とも言わんばかりの責めだが、凛花はもういっぱいいっぱい。
いつでもイかせられる、というような翔太の態度が気に食わないが、凛花は涎を垂らしながら歯を食いしばって耐えるくらいしかできない。
「ちょっ、ぁっ、ぁあんっ!!ぁっ!ひゃああっ!!」
スマホのカメラの向こうにいる優に凛花の性癖がバラされる。
否定したいが、一層激しくギアをあげられると、反論もできずに喘ぎ声を上げてしまい、翔太の言葉を肯定するものとなってしまう。
澄ました顔をしたい、平気だって言いたい。
けれど、翔太の乱暴なピストンがそれを許さない。
「…っ、別に期待してないし…っ!優のセックス…よりは気持ちいい…、けど…っ」
肩を持ち上げられ、上体が反らされる。
汗と愛液で濡れそぼった陰毛や太くて猛々しいペニスが結合部に出し入れされている様子がカメラに映される。
首絞めも髪掴みも期待していない、と翔太に言うが、無意識のうちに期待していた自分に気がつく。
あの日のことをずっと忘れられていない。
「…んれぇっ、ろぉ…っ、んっ、れぇ…っ!」
太くて無骨な指が口内に入り込む。
まるでフェラするように舌で舐めながら、その指を受け入れる。
凛花の意思は考慮されず、好き勝手に口内を動き回り、喉奥にまで指が入り込む。
「んぇっ、れぇっ、ろ…っ、げぇっ、ぉえっ!!」
(これ、気持ちいい…っ。こんなのオナホにされてるみたい…っ)
えずき、ねばついた胃液も混じるような唾液が垂れ落ち、胸元や床を汚す。
カメラに写っていないが、キスをしているようにも思える仕草。
穴としか認識されていないような、雑な扱い。
凛花がもっと嫌うことのはずだが、膣の締め付けは増す一方。
「はぁあっ、イくぅっ!!イくっ、イくぅ!!」
乳首を指で潰されると、まるでスイッチが入ったかのように絶頂し、同時に射精が始まる。
足腰の力が抜け、ペニスのみで支えられてようやく立っているが、射精が終わると床に崩れ落ちる。
深く重いイき方をしたが、余韻に浸る暇もなく、新品のゴムが投げつけられる。
「はぁっ、はぁ…、はい…。」
(すっごいイき方しちゃった…、頭が真っ白になる、電撃みたいな快感…。)
先端に大量の精液が溜まったゴムを外し、いそいそと新品のゴムにつけかえる。
深いイき方をして、雄雌の立場がはっきりした今、凛花は大人しく従うようになっていた。
逆らったり、優に見栄を張ったりすることもなく、ただ従順。
肩を乱暴に抱かれ、まるでトロフィーかのようにカメラに見せつけられながら、虚な瞳でレンズを見つめる。
先ほど外した使用済みの精液を顔の横に持ち上げ、優が好きそうな言葉選んで口にする。
「…こ、こんなに、出されちゃった…。たくさんイったし、子宮も降りてきちゃって…、ゴムなかったら赤ちゃんできてたかも…。さ、佐藤さん、エッチが上手だから、優より好きになっちゃうかも…」
優のセックス後、イけないままムラムラしてしまい、翔太のサイトの動画を見漁っていた。
優のような旦那サイドが好む物言いは分かっており、恥ずかしく思いつつも締めのセリフを口にした。
「…こんなので、いいのかな…。優傷つかないよね…?」
とはいえ酷い言葉ではある。
少し不安に思ったが、翔太に肯定され、そんなものなのだと納得する。
全裸のままスマホを受け取ると、女の子座りしたまま、送信ボタンを自分で押す。
「…あの、撮影は終わったんですよね…?その、優はもう見れない、ので…、その…。」
(い、良いのかな、こんなこと。優が見てないからこそ、ダメなんじゃ…。)
「前みたいに髪掴んだり、首絞めて欲しい…です…。乱暴に、めちゃくちゃにして…。優とのセックスじゃ、全然イけなくて、頭おかしくなっちゃいそうで…。」
言ってはいけない言葉。
だとしても、次会う機会があるかわからない。
優とのセックスじゃ浅くすらイけないのだから、性に積極的になってしまうのは仕方なかった。
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