紐が少しずつ引かれると、その光景を見てられなくて、目を閉じる。
しゅるっと布が擦れる音を聞き、びくっと身体が震える。
(う…わ…。優以外に、身体見せちゃった…)
心拍数が上がっていくが、しばらくしても触られることはない。
うっすら目を開けると、じっと体を見つめる翔太がいた。
「…え、そ、そんなこと、ない…です…。けど…。」
見られることに耐えられず、手で身体を隠そうとしてしまうが、身体を「綺麗」だと褒められ、「優が羨ましい」などと言われると、その手が止まる。
胸が人よりも大きいことから、学生時代から特に男子に揶揄され、エロい目で見られることが嫌いな凛花。
筋肉や肉体を素晴らしいなど褒められると、翔が他の男たちとは違うようにも見えてくる。
それが話術とも知らず。
「こ、ここに…?えっと、え?ここ…?」
戸惑いながら立ち上がり、翔太の大きく開いた足の間に座る。
その瞬間、後ろから包むように抱きしめられ、「ひゃっ!?」と甲高い悲鳴が漏れた。
「ひぅ…っ、は、はい…っ」
(すごい大きな身体…、太くて低い声…、雄なんだなって感じ…。優とは違う…)
振り解こうとしても多分叶わない、力の差を大きく感じる。
無意識のうちに最愛の人と比べてしまい、慌ててその考えを消し去る。
そんなことをしていると、お腹に指が触れる。
割れた腹筋があるわけではないけれど、無駄な脂肪がない、薄くて細いお腹。
優しく撫で回されると、呼吸が少し乱れ始める。
「ふぅ…っ、ふぅー…っ、ん…、ふぅ…」
ゆっくり、その手は身体を登ってきて、乳房に軽く触れる。柔らかく撫でるように触り、軽く持ち上げたり、ゆっくり手で包んだり。
(なにこの触り方…っ、くすぐったいのか、なんかもどかしい…。気持ちいい…というか、なんか、変な感じ…っ。それにお尻になんか…。)
お尻に強く押し付けられている、硬い何か。位置的にその正体は想像に難くなく、その大きさを想像させられる。
凛花は自分のことを不感症なのではないか、と思っていた。
優とのセックスではイった振りをしなくてはならないし、愛撫では感じないので、ローションは欠かせない。
しかし、翔太の性感を探って高めるような、もどかしい触り方に、徐々にゆっくりのペースで、乳首が硬く尖り始める。
【お疲れ様です。
ノーブラでショーツだけ履いているイメージでしたので、ありがたいです。下着は描写するタイミングがなかったのですが、いわゆるカルバンクラインのような色気のないグレーの下着を身につけている感じでお願いします】
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