色々とはぐらかせられているけど、ちさとは強引な誘いなどは断ることはなかった。年齢や師長と新人という理由ばかりで、僕のことを避けているんじゃない。年齢の割に男女関係については幼い感じが見てとれる。それに合わせてきた。遊園地がいいと言われでもそのちさとらしいが、そもそも恋愛関係のその先、主従関係になりちさとの調教が目的だ。まだ早いかと思ったけど、ちさとに垣間見えるサブミッシブ性に間違いがなければ、興味を示すはず…
「ちさとには、ちょっと早いかなこういう大人びたアトラクションは?」
年下にそう言われるとしっかりと年上対応になるのはわかっている。
答えはもちろん、行くよと。
「よかった…信頼関係にある恋人に人気ってウワサなんだ。」
入口の説明に女性は囚人、男性は看守となり順路に沿って体験していく。
拷問されている女性はAIによる3D映像だが…そのモデルは入場者の女性。それがそのうちにAIか本人か?実は入れ替わっているのではないかとされている。」
2人で入ると吉澤に首輪が渡されます。
「彼女さんとはぐれないようにしっかりと嵌めてくださいね。もし、はぐれたらスタッフに彼女さん拷問されちゃいますよ。」
話しながらスタッフはちさとに手錠というより手枷を嵌めてしまう。
女性は囚人なので抵抗できないようにします。
渡された首輪を持ちちさとに向くと素直に髪をかき上げてうなだれる。
吉澤は、首輪をちさとに巻くと鍵をかける。
「鍵とスマホ含めて、持ち物はすべてお預かりします。出口でお返しなります。」
「はいそれては、貴女は囚人253番です。」
スタッフは特殊インクのスタンプを額に押しますと説明します。
アトラクション内のブラックライトに反応してひかりますが外に出ると見えないし、明日には消えます。
「はい押しまーす」とちさとの額にスタンプが押される。
なかなか凝ってるなと思いながらちさとの反応を見ているとそれほど嫌悪はしていないよう。いや寧ろ、酔いしれている…そんな表情が見える。
合図のようにリードをぐっと引きちさとを、歩かせる。
「253番行くぞ。」とこちらもアトラクションのストーリーに合わせて話します。
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