あれから病院で勤務中は吉澤くんのアタックは治ってきた。
私とプライベートでは交際すると約束した事で安心したのだろうか。
それでも、休日はこうしたいだの、時間は有るかと聞いてくる。
とうとう根負けして次の休日にはデートする事になってしまった。
吉澤くんは遠くに出かけたいなど、二人きりになりたいと言ってくれる。
初めての交際に当たって、私はどうしたら良いか判らない。
吉澤くんの熱量に何も言えない・・・。
だけど、私はまだ真剣にお付き合いをするつもりは無かった。
やはり、私みたいなおばさんなんてすぐに飽きられてしまうんじゃないか
もっと吉澤くんにはお似合いの人が出てくるんじゃないかと
素直になれなかったのだ・・・。
ちさと
「そうねえ・・・じゃあ、遊園地はどうかな?・・・」
私はどこか吉澤くんを子供扱いしていたのかも知れない。
嬉しい反面、不安がいつも有ったのだ・・・。
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