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カラカラッ‥
「こんにちはっ。うん!いつもの!」
16時過ぎ。
沙弥が来店。今日もカプチーノを頼む。小学生の頃から変わっていない。昔貴方から作ってもらったのがきっかけで気に入ったそうで、喫茶店を開店した以降もずっと頼み続けている。
最近は平日2日、多い時だと3日ほど訪れる。どうやら新体操の部活はオフの時期に入ったそうだ。
沙弥の父から真相を聞かされてから数日。
沙弥の様子からすると父との一件は何も知らない様。これまでと変わらず笑顔でカフェタイムを過ごしてくれる。
「うん。ちょっと最近は落ち着いてるかな。部活がオフだからね。
あ、うん。ちょっと慣れてきた‥かな?何せ初めてだったからさ、スカート(笑)
最初は違和感感じまくり(笑)だってスースーするんだもんw ずっとジーンズやスラックスだったからさ。
おじさんはどう思う?私のスカート姿‥やっぱ‥似合って‥ない?(笑)」
なんとなく話題に詰まる貴方から不意に出されたスカートの話題。
沙弥は高校へ入学した数か月前に漸くスカートを穿いたのだった。
感想をあっけらかんと話すその様子。確かに父が言った性質の片鱗を感じさせないでもない。
周囲の意見が気になる様で貴方にあどけなく質問する沙弥。
「でも女の子だったらスカートなんて当たり前だよね。私もこれからはこの格好で毎日を楽しむんだ!」
天真爛漫、素直、純粋‥
輝く笑顔が貴方の目の前に咲いている。
「‥ん‥‥それにしても‥やっぱ‥食い込む‥(パンッ!‥)
ははっw なんでだろ?スラックスだった時はフィットしてたから?スカートはフワフワでフリーだから?‥
おじさんに言っても仕方ないか(笑)ごめんね? うん、パンツ‥ちょー食い込むんだ(笑)ちょっと困っちゃうくらいに‥ ははっw」
沙弥は徐に立つと右手を後ろに回し、三本指でスカート越しに何かを摘み、弾いた。短く、打ち突ける様な音が鳴る。
どうやら下着の食い込みを直した様だ‥ 軽く笑いながらそれについてあっけらかんと話す沙弥‥
そして、はっきりと、「食い込む」という少女にしてはどこかミスマッチな言葉を口に出す。やはり‥
「まあ、直せばいいんだけどね?‥ははっw ヨッ!と‥」
自己解決した様に沙弥は再び椅子に腰を下ろす。
勢い良く投げ出された左足は瞬く間に右ひざへ絡みつく様にクロス‥
スカート裾はやや捲れ上がり、沙弥の脚をより際立たせる‥
短い胴に反する様な伸びやかな両脚‥ そう、この子の脚は極めて長いのだ。
ジーンズ姿の時が一番分かり易く、明らかに体の半分以上はある様な脚。高校へ入学してからというもの、ベールを脱ぐ様に露わになったその生足‥
優秀な遺伝子を受け継いでいる事がわかる‥
「わー!‥ありがとう。いただきまぁすw」
カプチーノが出来上がると沙弥はまるで小学生の様に喜び、ゆっくりとカップへ口を付けていく‥
童顔‥伸びやかな肢体率いる発育著しい体‥ 天真爛漫‥
アンバランスな何かが貴方の目の前に佇んでいる‥
【都度お互いの思考を話して良いイメにしていければと思います。
よろしくお願いします。
脱サラと書きましたが、出来れば教員職を辞めた設定に変えていただけないでしょうか?】
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