カシャカシャッ、とあなたが視線を向けている側とは逆、前屈みになって持ち上がったお尻に向けて、あなたにとっては聞き慣れたシャッター音が響きます。
「今日の下着、過激だな」
「エッロ」
「ってか濡れてないか?」
「いやさすがに汗でしょ」
「もうどっちでもいいよ、エロすぎ」
シャッター音に囁きが混じってあなたの耳にひそひそとした声が聞こえてきます。
大声で揶揄するような者は誰もいません。しかし、小さな呟きはあなたに聞かせる意図を感じないからこそ、かえってあなたの耳に染み込んでいくのです。
要望を受け入れたことでローターは強くこそならないものの、最弱のまま振動を続けて止まる様子もありません。
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